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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:コロナとイベント、オンラインで革新」から

2020.9.18  日経産業新聞の記事「西川英彦の目:コロナとイベント、オンラインで革新」から

学会活動にもオンラインならではの特徴が

 コラムの著者 西川 英彦氏(法政大学経営学部教授)は、新型コロナウイルスがイベントに新たな価値を生むことを、自分が所属する日本マーケティング学会を例にして語っている。

◯参加形態がこれまで以上に多様に

 西川教授は、同学会のケースを紹介している。2012年に設立された日本マーケティング学会は、約2千人の会員のうち、1/3が研究員、2/3が実務家で、両者が交流できる「探究と創発の場」の提供を目指している。学会では、多くの研究報告会が毎月実施され、メインイベントが「マーケティングカンファレンス」である。例年700人ほどの会員が全国から集まり、東京都内の大学で開催されてきた。今年はコロナ禍で、9月18日に実施でオンラインイベントとなった。

流通・サービス・デジタル・医療・健康・鉄道・宇宙など多様な研究テーマを持つ報告会が15会場でオンライン上同時開催された。報告会の後にはポスターセッションやオーラルセッションが催され、基調講演も行われた。

西川教授は、参加することで気付いたオンラインイベントの効用は、

  • 地理的制約がない:全国から参加しやすい。また、同時開催のセッションも録画によって視聴できる。つまり、発表者も参加者もオンラインであるため、特別な録画機材が不要で行えた。これによって時間的制約も受けなくなった。
  • 事後申し込みも可能:開催後1ヶ月間は、録画を視聴でき、見逃しの配信番組のように視聴できる。非会員もお試し価格で視聴できる。

といったメリットも見えた。企業でのイベントにも参考になるだろうと西川教授は語っている。🦠😷📷💻🍺🦠🎓🏢📈🔎⚡️🌍happy01📶👦👧💡🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:スマホ世代のオンライン教育」から

2020.6.8   日経産業新聞の記事「眼光紙背:スマホ世代のオンライン教育」から

キーボードに親しみのない世代

 コラムの著者は、新型コロナウイルスの感染防止で大学での授業形式もオンライン授業に変わり、世界からも遅れている教育環境が大きく動こうとしていることに触れている。

〇日本型のオンライン授業が生まれるチャンス

 コラムの著者によれば、大学もコロナ禍で余儀なく、オンライン授業に切り替え、教える教員も学ぶ大学生も不慣れで問題が多かったという。

まずはネット環境と教員、大学生の情報機器の普及度合いがあったという。また、授業もこれまでのように決まった時間での提供ではなく、オンデマンド式の好きな時間で受講できるにも関わらず、大学生が真面目に決まった時間に多数受講したためサーバーがダウンする事態もあったという。

一方で欧米にはない日本式教育の特徴も出てきたという。スマホ世代には、意見を発言するよりもSNSやチャットシステムのように文章で書くことに慣れているということもわかったという。意見の出し方もスマホを軸にした点も別で浮き彫りになってきた。これまでは、PCなどキーボードでの入力が主流であったのに対して、スマホ世代はキーボード入力に馴染みが薄い。日本のオンライン授業ではスマホ世代でのインターフェイスなどを考えることが、欧米に遅れた日本のオンライン教育の打開策になる可能性もあろう。🦠📃✒️😷🎡🧺😷💻📺🏢💴📊😷🔎⚡️🌍happy01♿️👦👧🚹🚻🚺🦠🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:学生に好評な遠隔授業、教育資産に」から

2020.5.25  日経産業新聞の記事「TechnoSalon:学生に好評な遠隔授業、教育資産に」から

教育現場での変化を今後どう生かすか

 コラムの著者 円山 重直氏(八戸工業高等専門学校長)は、近藤 正幸氏(開志専門職大学事業創造学部長)の新型コロナウイルスの感染対策のコラムと同様、教育現場での変化について語っている。

◯先生は大変だが、学生には好評な遠隔授業

 円山校長は、今回のコロナ禍以前に東北大学で遠隔授業の立ち上げを経験したという。当時から注目されていたが、大きな予算で組織を作ったが普及はしなかったという。

今回の新型コロナウイルスの感染拡大で、多くの学校が休校状態であるが、円山校長の八戸工業高等専門学校でも4月20日から全学年で遠隔授業を行っているという。1週間に授業数は439あり、全ての授業をオンラインで時間割通りに実施している。しかも、学生もほぼ全員が受講しているという。

オンライン授業はオンデマンド型で、繰り返し見ることができ理解が深まるという。また、教員は初回のライブでパソコンなどの画面越しに出席をとることもでき、授業を受講しないと欠席扱いになるため欠席率も非常に低いという。また、自粛生活での学生の生活に遠隔授業はリズムを与えることができ規則正しい生活か促されるという。

反転学習やプレゼンテーションソフトに音声を入れたり、タブレット端末で動画で説明するなど、これまでにない経験の中で、教員も毎日授業コンテンツを作成するなど悪戦苦闘である。この状態で学生、教員、学生の保護者にアンケートをとった。

結果として、遠隔授業の歩が対面授業よりも優れている、または同等だとしたのは、教員ではわずか11%だったのに対して学生は58%に達したという。最初のところで反復学習ができることからつまずきがへり、好評であるという。保護者も、遠隔授業の体制に早急に切り替えたことに感謝の声もあった。新学期に教員が作成した授業コンテンツは合計約2000にも及んだという。これらのコンテンツを今後の通常授業でどう生かしていくかの論議も始まったという。コロナ禍は厳しい現実を突き付けたが、こんな時ほど人間は大きな改革をしていける。😷🦠💺💻🛠⚓️💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:デジタルが促す社会の電化」から

2020.5.18   日経産業新聞の記事「眼光紙背:デジタルが促す社会の電化」から

コロナ禍は再生可能エネルギーとデジタルを結びつける

 コラムの著者は、前回の仮説「新型コロナウイルスの感染拡大で石油需要のピークが早まるかもしれない」と書いたことをさらに考察している。

〇デジタル化社会は電力がエネルギー源

 コラムの著者の仮説は、新型コロナウイルスの感染予防で、航空機、自動車など移動を自粛あるいは禁止したせいで石油の需要が急速に減ったことにある。

コロナ禍後もテレワークやオンライン授業が定着すれば、自動車や航空機の燃料需要は戻らないかもしれない。移動のエネルギーに取って代わるのは、ネットやコンピューター、携帯電話とこれを支える多くのICT関連の機器である。デジタル社会は、直接化石燃料を使うのではなく、電力からエネルギーを得ることになる。国際エネルギー機関(IEA)によると、世界の最終エネルギー消費に占める電力の比率は19%で2040年には24%に上昇すると予測している。コロナ危機はこの数字をさらに押し上げる要因でもある。

さらに、この電力問題は、肥大化するデータセンターに集中し、小さな地方自治体に匹敵する規模となっている。さらに、発電も化石燃料に頼れず、再生可能エネルギーに最大限移行するにもデジタルの力で効率化するという複雑な構図になっているという。コロナ禍は、再生可能エネルギーとICTが結合することを加速する契機となりそうだ。🌸❤️🦠😷🎡🧺😷💻📺🏢💴📊😷🔎⚡️🌍happy01♿️👦👧🚹🚻🚺🦠🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「WAVE:デジタルツインが日常に」から

2020.5.14  日経産業新聞の記事「WAVE:デジタルツインが日常に」から

コロナ禍はデジタルの持つ価値を炙り出している

 デジタルツインとは、物理空雨の設計や環境の改善を仮想空間上で可能にする概念をいう。コラムの著者 宮田 拓弥氏(スクラムベンチャーズ代表)は、新型コロナウイルスの感染対策で外出自粛となったが、インターネットによるデジタルの価値がこれまでにないものを産み始めているという。

◯エンターテインメント、スポーツ、そしてビジネスで

 この新型コロナウイルスとの戦いは長丁場になるかもしれないと宮田氏は予想している。その中でもデジタルによる新たな価値が生まれつつあるという。

⭐️エンターテインメント業界

 ゲームプラットフォーム「Fortnie」で先頃、ラッパーのトラビス・スコットのコンサートがゲーム内の仮想空間で行われたという。このゲームプラットフォームは3.5億人のゲーム愛好家が参加しているが、その中でこのコンサートに1230万人の人が楽しんだという。

コンサートといっても、従来の概念を大きく超えているという。トラビスがゲーム上に現れ、みんなと一緒におどり、海に潜ったり、宇宙を飛び回ったりするという。どこもリアルな会場では自粛で、ミュージシャンやアーティストは非常に厳しい状況だが、ゲーム上で好きなアーティストと一緒の空間を共有できるというイベントは、自粛対策というよりは、新たなエンターテインメントを生んでいる。

⭐️スポーツ業界

 シーズン途中で中止になってしまったNBA。ところが、八村塁選手らトップ16人による、バスケットボール「ゲーム」「NBA2K」のトーナメントをテレビで生中継した。選手がそれぞれ自宅からゲームに参加して、視聴者はテレビ越しにそのプレーをみるというもの。トッププレーヤーがゲームをやっている姿を見れるのは貴重な体験である。

⭐️ビジベス

 ようやく、リモートワークも慣れてきたこの頃、社内のみならず、外部との面談もほとんどビデオ会議になりつつあるという。宮田氏も業界トップとの会議でもビデオ会議で行った。数ヶ月前では予想もしなかったことで、移動時間の制限なしに相手との会議ができ、極めて効率が良い。確かにパンデミックで緊急事態ではあるが、デジタルによる付加価値は確かなものになりつつある。製造業でもデジタルツインによる監視やシミュレーションで効果的に業務が進む可能性もある。これからは、物理空間の移動でデジタルツールを使ってきたが、今度は積極的にデジタルツールを活用するライフスタイルが生まれてくるだろうと宮田氏は予測している。😷💻📺🏢💴📊😷🔎⚡️🌍happy01♿️👦👧🚹🚻🚺🦠🇯🇵