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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:チケット坂路流動化は不可避」から

2019.7.11   日経産業新聞の記事「眼光紙背:チケット坂路流動化は不可避」から

問題は流動化ではなく適正価格と消費者の支出が本来の作りに渡ること

 コラムの著者は、興行チケットの高額転売防止に政府が力を入れているが、問題が少しちがうのではと問題を提起している。

◯東京五輪観覧券などが当面の話題だが

 五輪観覧券などだけではなく長期的視点に立つと、チケットの高額化と販路の流動化はもともと避けられないのではないかという。そこには、現代のニーズ志向の変化があるからで、人々の欲望は平成期のモノ(所有)からコト(体験)に変わったことが、多くの調査で見えてきているという。令和の柱は催しなどに参加し特別な時間を過ごす「トキ」消費で、入場料の高騰は時代の必然といえる。

問題は、価格の適正さと作り手にきちんと消費者の支出が渡ることであるという。プレミアイベントは、自然と高値となることから、いっそ、変動相場制の自由転売市場とするのも1つの手であろう。

会場運営もイベントの雰囲気を盛り上げ、その空気を逃さずに収入も増やす企画や仕組みづくりが重要であろう。🏪🏢💡🔎⚡️happy01🌏🏡👝🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:しぶとい仮想通貨」から

2019.1.22日経産業新聞の記事「眼光紙背:しぶとい仮想通貨」から

仮想通貨から暗号資産へ

 コラムの著者は、金融庁は今回の通常国会に資金決済法と金融商品取引法(金商法)の改正案を提出することに伴って、仮想通貨という呼び方を暗号資産と変えるという。

◯現在は投資や投機が主な利用で決済は少ない状況

 政府発行の日本円のような法定通貨と誤解されるというのが改称の目的で、さらに国際的に会議で使われている、cryipt asetsに あわせた表現としたという。現在の日本では、投資・投機目的での取引が主流で決済用途は0.1%にも満たないという。通貨としての利用がほぼないことから、実態に即した名称変更となる。注目は、資金決済法だけでなく、金融商品取引法でも取り締まれることである。

これまで、決済手段と金融商品は、電子マネーならば賃金決済法、株式などの有価証券なら金商法のように1つの法律でしか適用されなかった。しかし、通貨でもあり金融商品であるという多面的な性格を持つ仮想通貨は、伝統的な法体系や業法に従わないゆえに、異例な取り扱いになった。

ビットコインバブルの崩壊後、仮想通貨は終わったという見方もあるが、金融自体の改革はまだこれからである。💰💴💻🏢📈📞🏭💡🔎⚡️happy01🌏


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:『タグる』検索の質に変化」から

2019.1.18  日経産業新聞の記事「三浦俊彦の目:『タグる』検索の質に変化」から

ネットで完結することで商機あり

コラムの著者 三浦 俊彦教授(中央大学商学部)は、インスタグラムで#(ハッシュタグ)をつけて検索することが若年層では日常になっていることからネットでの消費者、eコンシューマーについて触れている。

○AISASからAIDAMAでさらにネットで完結

 三浦教授がAISASは電通が2005年に商標登録した消費者の反応段階モデル(注目→関心→検索→購買→情報共有)はそれ以前のAIDAMA(注目→関心→欲求→記憶→購買)よりも、さらに、検索と情報共有がインスタグラムなどのSNSで増加しているという。さらに検索の質が変わってきたともいう。

従来は、「ググる」といわれるような、グーグルでの単語検索で文字の結果であったが、いまや#を使うと関連した映像が数個、フマートフォンに表示され、見ていても楽しいし分かりやすい。さらに購買意欲も高まるという。さらに写真は自分と同じ消費者の投稿であることから親近感もあるという。しかもそれが、テレビや雑誌など不要でスマートフォンで完結することである。若年層でいつもネットと生活が密接なつながりをもっているのも三浦教授によれば当たり前になってきており、そこには商機があるともいう。💻🏢⚡️📖🎓🔎🌏happy01🏨


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:市場の創造、普及した商品利用」から

2018.8.10  日経産業新聞の記事「西川英彦の目:市場の創造、普及した商品利用」から

他社との連携で未知の良い「漁場」になる可能性も

コラムの著者 西川 英彦氏(法政大学経営学部教授)は、すでに普及した商品を利活用して、新市場を創るという、一見うまい話を、バンダイの玩具を事例に紹介している。

◯他社製品とのコラボが鍵

 同社が3月に発売した「爆釣バーロッド」がその好事例だという。この玩具は、多くの子どもが持つニンテンドー3DS、ゲーム機のカメラ、液晶画面、ジャイロなどを利用して、これに取り付ける、同社が販売する釣竿のリールにケースをアタッチメントとして使い、体を激しく動かしても、持ちやすく、しかもソフトは無料ダウンロードにした。

これは、既存顧客へのアプローチ。さらに、一般商品に印刷されているバーコードを読み取ると、未知の生命体が手に入るとのシナリオで、他社製品のバーコードを読み込ませ、双方の商品が売れる仕掛けを作った。このようなコラボの連鎖が新しい市場を生み、同製品を軸としたエコシステムができる。これに、漫画のタイアップなどで読んだところで新しいバーコードをゲットできバージョンアップもできる。他社との連携で未知の「漁場」を得た。🎣☕️📈💻🔎⚡️🌍happy01 


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:状態欲求、豊かさの志向が変化」から 

2018.6.22  日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:状態欲求、豊かさの志向が変化」から

所有欲求→体験欲求→状態欲求

コラムの著者 関沢 英彦氏(発想コンサルタント)は、「国民生活に関する世論調査」を使って、生活者の欲求の変化、それにともなう関心を集める職業の変化について語っている。

○状態の欲求に応えるのは新市場

  関沢氏によれば、同調査で、

  • 1973年以前:「物の豊かさが」が優位
  • 1979年から;「心の豊かさ」が優位

と変わり、生活の力点は、1983年には「レジャー・余暇」が「食生活」、「衣生活」「自動車・電気製品」「住生活」を抑えて優位となる。つまり、所有することで欲求を満たした時代から体験することで欲求を満たす時代に変化した。2001年からは、「所得・収入」「資産・貯蓄」といった項目も入り、「自己啓発・能力向上」の項目も追加される。つまり、こういう自分でありたいという「望ましい状態」への欲求が生活の力点に変わっていく。21世紀に入り、「体験欲求」から「状態欲求」に移行したといえるという。

これらの消費を支える職業も変化している;

  • 「所有欲求」の時代:家電や百貨店、住宅産業などの営業や販売の有能な人材が求められた
  • 「体験欲求」の時代:ツアーコンダクターやテーマパークのスタッフ、ゲーム開発者などが注目
  • 「状態欲求」の時代:トレーナーや理学療法士、作業療法士などが注目

と変わってきている。🎐🏠🚕📊🔎⚡️🌍happy01