ゲーム

【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:グーグルとテスラ、大義の有無」から

2020.1.22   日経産業新聞の記事「眼光紙背:グーグルとテスラ、大義の有無」から

引く手数多のコンピュータサイエンス専攻の学生に人気の企業は?

 コラムの著者は、人工知能やコンピュータサイエンス専攻の学生は引く手数多でシリコンバレーでも変わらないが、学生に人気のある2社には大きな差があると語っている。

◯大きく異なる人気の2企業

 スタンフォード大学を始め同地の一流大学ともなると世界中の企業が学生を採用しようとしのぎを削る。そんな学生に人気な企業が2つあるという。グーグルとテスラである。

グーグルは待遇の良さに加えて、カッコ良いオフィス、無料の食事、勤務時間の20%を自分の好きなことに使える自由度の高さも人気の秘密である。日本風でいえば「ホワイト企業の中のホワイト企業」というべき存在である。いわば、人気は当然といったところである。

ところが、テスラは何方かと言えばブラック企業であるという。良きにつけ悪しきにつけ型破りの経営者が采配をふるい、何か問題が発生すると徹夜が続く。給料もグーグルほどでもないのに学生にはモテモテのテスラである。中には「ホワイト企業の中のホワイト企業」のグーグルから転職する技術者も後をたたないという。

何がテスラの魅力なのか?それは極端にいえば、グーグルの仕事はただの広告の販売だが、テスラには環境技術を通じて地球を救うという大義があるからだという。これが若者を引き寄せるという。では日本企業でどれほど大義があるか。🤖🚗💹🏢📖🏦💴📊🔎⚡️🌍happy01🇺🇸


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:56年後のオリンピック、改めて問われる意義」から 

2019.9.27  日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:56年後のオリンピック、改めて問われる意義」から

パラリンピックがオリンピックを上回る種目が増える

 コラムの著者 関沢 英彦氏(発想コンサルタント)は、1964年の東京オリンピックから56年後の2020年に再びオリンピック、パラリンピックが開かれることから、その比較と今後について考えている。

◯遺伝子や細胞の操作、身体能力を高める「サイボーグ化」も議論

  関沢氏は、2回の東京大会で科学技術の発展は著しいが、人間の能力はどうかを考察している。

まず、オリンピックはどうか。

  • 金メダルの獲得数:1964年の東京大会の金メダルの記録を100とする。
    • 2016年のオリンピック大会:やり投げ109、砲丸投げ111、円盤投げ112
    • 2016年のパラリンピック大会:やり投げ215、砲丸投げ160、円盤投げ171

となって他の年代の記録も見ると、オリンピックよりもパラリンピックの方が記録の伸びが大きく、すでに健常者の記録を抜いた種目もあるという。

理由は、スポーツをする障害者が増えた、選手の努力、支援体制の整備、選手を支える技術の進歩があるという。健常者の記録を超えたドイツ選手のカーボン繊維製義足は湾曲しており、大きな反発力があった。その為に不公平であり、「テクノドーピング」に該当するという意見も出たほどである。

今後、記録面においてパラリンピックがオリンピックを上回る種目が増える可能性も高いという。その時にはオリンピック、パラリンピックの意義が改めて問われ、統合を求める動きも出る可能性もある。遺伝子や細胞の操作、身体能力を高める「サイボーグ化」も議論を呼ぶにだろうと関沢氏は予測している。⚾️🏀🏑🏊‍♀️�‍♀️🏓🏐⚽️🎓💻🏠📊🔎⚡️🌍happy01🌎🇺🇸🇨🇳🇷🇺🇩🇪🇬🇧🇰🇷🇫🇷🇳🇱🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:アップル時代、終わりの始まり」から

2019.9.18   日経産業新聞の記事「眼光紙背:アップル時代、終わりの始まり」から

技術の先頭集団から脱落し始めた?!

 コラムの著者は、米アップル社が新モデルのiPhone11の発表を聞き、その背景について考察している。

◯端末ハード事業からサブスクリプション事業への軸足の移行

 今回の新モデルには技術的に斬新なものはなく、関係者は低調な販売予測をしている。サムスン電子やファーウェイに商品力で見劣りしているのは否めない。価格もアップルとしては安いというが、中途半端な価格設定で、ブランドとしてスペックは落とせないというのが透けて見えるという。

基軸をハードウェアから動画配信サービス「アップルTV」とゲームの定額配信サービス「アップル・アーケード」のサブスクリプション事業に移すことも、端末の価格が思い切ったものでなければ戦術が成功するのは難しくなるだろう。

スマートフォン市場を創造し、人類のライフスタイルを変えたアップル時代の終焉かもしれない。🍎🎥🎶💻📱🌃🏢💡🔎⚡️happy01🌏🏡🇺🇸🇨🇳


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:MS復活のカギは共感能力」から

2019.8.20   日経産業新聞の記事事「眼光紙背:MS復活のカギは共感能力」から

サティア・ナデラCEOの改革が結実

 コラムの著者は、一度は失速した米マイクロソフトがクラウドサービスで復活を遂げた理由を現CEOの企業文化の変革によるものと述べている。

◯経営陣と社員のベクトルが一致

 今やMSは、株式時価総額で世界首位に返り咲いている。失速したMSを立て直した立役者は、現CEOのサディヤ・ナデラ氏で、脳性麻痺を抱える障害時の父親でもありながら、「人間や組織が成長する上でempaty(他者への共感)ほど重要なものはない」という信念の持ち主だという。この考えに沿って、」エリート集団にありがちな、過度の競争軸に傾斜した企業文化を変えた。

人事評価もこれまでの相対評価ではなく、必要なら全員に高評価を与えてもよい絶対評価に改めた。これで同僚や他のチームを出し抜こうという社内政治が減ったという。

上級幹部も刷新し、ナデラ氏のコンセプトの徹底を図った。一連の改革で社員のナデラ氏に対する支持率は前任者を大きく上回った95%にもなったと人事専門サイトも報じている。

経営陣と社員のベクトルが一致して、再成長に弾みがつき、粘り強く信念を説き続けることで「企業文化」の変革までも進んだ。💻🏢💡🔎⚡️happy01🌏🏡👝🐁🇺🇸


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ネットフリックスに選別の波」から

2019.7.29   日経産業新聞の記事「眼光紙背:ネットフリックスに選別の波」から

LTV(Life Time Values; 顧客生涯価値)の低下が不調の主因

 コラムの著者は、サブスクリプションの代名詞として成長し続けてきたネットフリックスの業績悪化の要因を考察している。

◯競合が増え複数の動画サービスを次々乗り換えるユーザーの増加

 7月18日の同社の株価の急落は時価総額にして、約150億ドル(1兆6千億円)が一瞬に消えたことである。世界の有料会員数は約270万人を確保したが、米国の有料会員が純減したことによるという。

競合が増えたこともあるが、注目すべき構造的要因はサブスクリプションをシビアに選別するようになったユーザーの行動であるという。見たいコンテンツが出た時間だけ契約し、見終わったらさっと解約するユーザーが増えたことである。

サブスクリプション事業は、LTVをいかに伸ばすかがキーだという。概算でLTV=月額料金×購買月数であるから、見終わったらさっさと解約するユーザーが増えるとLTVは上がらない。コンテンツ制作に投資した回収がうまくいかなくなる。この要因は、1月に料金の値上げを発表したことで、これから競合との競争が激しくなると、複数の動画配信サービスの有料登録、解約を繰り返すユーザーが増えると考えられる。

顧客をつなぎとめLTVを下げないためにも、サブスクリプション自体を柔軟に考える必要が出てくるだろう。例えば、使わないときは課金なしといったモードも必要となる。これらの改良がどうなるかが注目されるところだという。📺🎥🔧💻🏪🏢💡🔎⚡️happy01🌏🏡👝📦⚽️