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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:企業戦略とゴルフ」から

2023.3.29  日経産業新聞の記事「SmartTimes:企業戦略とゴルフ」から

改革案のインフレを起こさないためにシンプルな構造に立ち戻ることも重要

コロナ禍でもアウトドアや野外スポーツを楽しむ人が多い中、コラムの著者  野口 功一氏(PwCコンサルティング パートナー 専務執行役)は、ゴルフに注目し、上達に企業戦略にも似たところがあるという。

○責任者と権限も再考

 野口氏は、ゴルフ好きで季節や自然の移り変わりを感じることやコロナ禍でも楽しめたという。また、ゴルフはスィングなどの技術的な基本もあるが、戦略的に良いスコアで上がるにはどうすべきかということも重要だという。この戦略を立てるところがビジネスの戦略にもにていると野口氏は述べている。

企業の戦略を立てるにはいろんな方法があるが、あれこれやりたいことばかりを進めると、誰にも響かないものを作ってしまう。一所懸命であるのは理解できるが、結果的に改革案のインフレーションを起こし、実現性のないものを作ってしまう。

ゴルフを考えると、今日はどれくらい上るか目標を設定する。そしてその目標に対してホールごとのスコアを想定して細分化する。企業戦略も同様で、大きな目標を立て、複数の事業があるなら細分化してそれぞれの目標を立てる。つぎにそれらの攻め方を考える。まさにシンプルな考え方で、他の複雑な経営理論とは一線を画するもので、シンプルな構造ゆえに権限委譲も細分化した単位でできるので目標までのアプローチも見えやすい。💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:表現の多様性と日本アニメ」から

2023.4.10  日経産業新聞の記事「眼光紙背:表現の多様性と日本アニメ」から

日本以外の各国制作の作品に業界の問題解決のヒントがある

新潟国際アニメーション映画祭は商業性のある長編アニメだけを審査対象にしているが、コラムの著者は受賞作に日本国内のアニメ業界の問題点が浮き彫りになっていると指摘している。

○現実は多様性を生かしていない国内のアニメ業界

 コラムの著者によると、3月17日から6日間「第1回新潟国際アニメーション映画祭」が開催されたが同映画祭の審査委員長である押井守監督が総評で、「アニメーションの表現は、本来からして多様なものなんです。」と語ったという。

劇場公開前の作品が対象であるコンペティション部門のグランプリは、村上春樹氏の短編小説を元にしたピエール・フォルデ監督の「めくらやなぎと眠る女」であった。日本からはネット配信された作品を再編集した牧原亮太郎監督の「劇場版 ヴァンパイア・イン・ザ・ガーデン」が奨励賞であった。

だが、押井審査委員長の総評ででた「多様な表現」が日本のアニメ映画にあるのかと問われれば、その通りとは言い難いという。昨年のヒット作品はこれまでテレビなどで公開されたアニメの続編や再編集の劇場版で類型的で多様な表現はない。

コラムの著者が心配しているのは、日本で主流とされるアニメ映画とは異なる表現方法が日本「以外」の国で顕著で、それが国内業界に気付きがないことだという。🎥💰💴💵📉📈👦👧🧑‍🦯👩‍🦯⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋happy01🌏💡🔎🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:30歳になったJリーグの課題」から

2023.4.5  日経産業新聞の記事「眼光紙背:30歳になったJリーグの課題」から

リーグ創立の理念である地域密着を生かすチームの成長は?

多くの名門サッカーチームやクラブの躍進を支えているのは欧州では巨大企業や富豪などであるが、日本国内のJリーグはそういった手段は取れない。コラムの著者は、Jリーグ創立の理念であった地域密着に成長のヒントがあると考えている。

○30歳の「中年」になったJリーグの課題はその成長の源泉をどこに求めるか

 コラムの著者によると、サッカー日本代表、三笘薫選手の大活躍で注目されているイギリスプレミアムリーグのブライトンもかつてはスタンドは閑古鳥がなき、厳しい運営であったという。

近年の躍進を支えてきるのは1人の富豪、トニー・ブルーム氏で2009年同クラブを買収しオーナーとなった。このように欧州のクラブチームは大富豪が運営を支えているところが少なくないという。イギリスのチェルシー、マンチャスター・シティも同様だという。イタリアでも名門ユベントスやACミランなどは大企業の名家や起業家が私財を投じている。

しかし、この方法を日本のJリーグが取ることは難しい。楽天グループの三木谷浩史氏がヴィセル神戸にスター選手をかき集めた例はあるが結果は思わしいモノではない。

Jリーグの地域密着の理念に立ち戻れば、地元のファンに支えられるクラブという理念は捨てられないだろう。地域のこの「熱さ」をどう喚起し、クラブの成長に繋げるかが、中年Jリーグの使命となっている。⚽️💰💴💵📉📈👦👧🧑‍🦯👩‍🦯⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋happy01🌏💡🔎🇯🇵🇮🇹🇬🇧


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「トレンド語り:NHKと民放、競争から協調関係へ」から 

2023.3.29  日経産業新聞の記事「トレンド語り:NHKと民放、競争から協調関係へ」から

今後テレビだけでなくNHKと民放番組を横断的に選べるサービスが求められる

コラムの著者 奥 律哉氏(電通総研フェロー)は、ビデオリサーチ社のACR/ex調査(2022年4月〜6月、東京50キロメートル圏で12〜69歳の男女4820人を対象)から算出したオッズ比(選択の重なり具合で1.0を超えると重なりが大きい)でNHK総合と民放キー各局の選択の重なりを分析して、テレビ以外のネットなどのプラットフォームでの需要を考察している。

◯NHKを見る人ほど民放も見る、NHKを見ない人は民放も見ない傾向

奥氏によれば、同調査のオッズ比の分析を電通が行った結果を見ると、視聴者の選択した局の重なり具合は、NHKを見る人ほど民放も見る、NHKを見ない人は民放も見ない傾向が見えてきたという。つまり、NHK総合と民放各キー局の相互間でオッズ比は1を超えて、NHK総合と民放キー5局の合計でもオッズ比は4.2と高い重なりを示してた。

つまりテレビ番組ではリモコン1つでチャンネルを選択でき、複数の放送局は競争関係ではなく、同じ視聴者を共有する関係とも捉えるべきことを示唆している。

視聴者は番組から離れるとき、ザッピングをする。この行動は味方を変えれば、「自局で維持する(自番組を視聴し続ける)ことができなかった視聴者は他局で一時的に預かってもらっている」と捉えることもできる。大事なのは、その後に再び自局に戻ってきてもらうことにある。

テレビではないネット番組の場合、スマホやタブレット、中にはテレビの別入力で視聴する場合も、テレビのリモコンようなNHKと民放の番組を横断的に選べるサービスを設計する方が、番組を提供する事業者(各局)側では合理的であり、視聴者の利便性を上げることにもつながると考えられる。📺💻📳🍂🥻👔💡🚕🥬🥕🍞🐱📶📺🦠😷🍲🍵🏢📶🏢💡⚡️🌏happy01📂🌍🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:日本野球、ネット時代の課題」から

2023.3.28  日経産業新聞の記事「眼光紙背:日本野球、ネット時代の課題」から

放映権の高騰でテレビ放映が減りネット配信が中心で子どもが気軽に観戦できない

第5回WBC(World Baseball Clasic)で見事に「侍ジャパン」が優勝、ドラマに満ちた展開で注目を浴びたが、コラムの著者によれば、野球やサッカーといったプロスポーツが将来に関わる共通の課題をもっているという。

○10代の競技人口の縮小がじわり

 「侍ジャパン」の活躍は、3月末に開幕するプロ野球にも弾みをつける。一見好調に見えるプロ野球であるが、戦前から続くプロ野球の歩みで転機になったのが2004年であるという。

2004年当時の近鉄とオリックスの合併交渉をきっかけに、選手によるストライキにまで発展した。さらに人気の下降に伴い経営難となって12球団の縮小論まで現実味を帯びた。その運命を変えたのが、新規参入組である、ソフトバンクと楽天、さらにこれに続くDeNAであった。

各社とも日本の大手のIT企業で、野球人気回復策は球場で確実に稼ぐという興行事業の基本を徹底したものであった。その取り組みはこれまでの古参球団にも影響を与え、新型コロナ禍前まで、全国の球場の稼働率は軒並み上昇していった。

同様に、プロ野球と人気を二分する存在の成長したのはプロサッカーで、Jリーグは発足から30年を迎えた。10チームで発足したが、J3まで擁する規模となり、60チームにまで膨らんでいる。

だがプロ野球もサッカーも共通の課題を持っている。それはテレビでの放映権料の高騰である。結果的にテレビでの試合中継は極めて少なくなり、ネットでの有料動画配信が基本となっている。球団経営としてはプラスだが、将来の選手やファン獲得のために必要な子ども達へのコンタクトが極めて少なくなっている。気軽に子ども達が観戦できるものではなくなった。じわりと押し寄せる10代の競技人口の減少という問題である。ネット時代にプロスポーツをどう発展させ得るのか、競技以上の知恵が必要となっている。⚽️🏈🏀🥎💰💴💵📉📈👦👧🧑‍🦯👩‍🦯⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋happy01🌏💡🔎🇯🇵