宗教

【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:アジアで最も闘志がある国」から

2022.4.8  日経産業新聞の記事「眼光紙背:アジアで最も闘志がある国」から

外国支配に対する猛烈な警戒感

 先月サッカーのワールドカップアジアの最終予選で日本とベトナムが戦った。コラムの著者によれば、ベトナム人のサッカー熱は世界大会に高く、国家への忠誠心と闘志に溢れているという。そのベトナムの闘志はどこからくるのか。

○常に危機感を持ち、自国を守る闘志を保つことは平和を尊ぶ精神に反しない

 コラムの著者によれば、格上の日本とのサッカーの試合は日本にとっては痛恨の引き分けに終わり、ベトナム選手とサポーターは歓喜したという。まさにサッカー熱は国を上げての闘志を感じるという。

調査機関ギャラップ・インターナショナルが2015年に発表した調査報告によると、「(攻撃された時に)自国のために戦う」と答えた各国民の割合は以下のとおり:

  • 日本人:11%(調査対象の各国で最低)
  • モロッコ人:94%(最上位)
  • ベトナム人、パキスタン人:89%

といった結果であった。パキスタンはインドとの間で長年緊張関係であるし、ベトナムは1988年のガックマー岩礁(南沙諸島)での中国との軍事衝突以来、目立った戦闘はない。ベトナム戦争に従軍した人たちも高齢化し、記憶は風化しつつあるという。それでも国民の闘志が維持されているのは、隣国中国への猛烈な警戒心であるという。

ベトナムは歴史的に中国王朝に紀元前から1000年以上配下に置かれてきた。戦闘はなりを潜めてはいるが、南シナ海の石油掘削、行政区設置などの実効支配への布石を打っている。中国のこうした動きをベトナム人は自分ごととして憤る人が多い。日本では領海近くにミサイルを撃ち込まれても関心を持たない人がいるのに、この関心や警戒心を持つことが、自国の防衛への闘志になることを知っているようである。💡🎨🦠😷🍟🚓💴📖📞🚗🚀⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒🌏🇯🇵🇻🇳🇲🇦🇨🇳


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:バンコク『改名』の狙いは」から

2022.3.7 日経産業新聞の記事「眼光紙背:バンコク『改名』の狙いは」から

新名称は「クルンテープ・マハナコーン(偉大な天使の都)」

 コラムの著者によれば、タイ政府が2月、首都バンコクの英語名称をタイ語と同じ「クルンテープ・マハナコーン」に変更するという案を提出したという。さて改名を今行う意図は?

○ミャンマーやインドなど改名の前例あり

 コラムの著者によれば、バンコクとの併記は行うものの俗称扱いとなるという。改名は東南アジアでは結構あり、ミャンマーはラングーンを1989年にヤンゴンに改名、インドは1995年にはボンベイをムンバイに変更している。

バンコクが特殊なのは、正式名称がタイ語で100文字を超える長いものであることと、現地人がバンコクとは言わないことにあるという。「偉大なる天使の都」の意味を表し、都を讃える数々の形容詞が詩のように散りばめられる。タイ人でもこの長い名称を覚えている人は稀で、80年代にはロック調の歌が流行し、今でも学校で暗記のために歌われる。

では、バンコクで世界に通用している名前を今になって変えるのか。これは新型コロナウイルスの災禍の収束が近づき、観光立国として再出発しようという決意ではないかとコラムの著者は憶測している。🙏🍶🦠😷🍟🚓💴📖📞🚗🚀⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇹🇭


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『NOと言える日本』を再読するか」から

2022.3.3 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『NOと言える日本』を再読するか」から

日米貿易摩擦がリアルであった1989年を痛烈に批判

 元東京都知事で作家の石原慎太郎氏の著書『「NO」と言える日本』を引用し、当時の状況をドイツで触れたコラムの著者が今のロシアによるウクライナ侵攻について語っている。

○ウクライナ侵攻で目立たない日本の首相、頼りない米大統領、武闘派のロシア大統領と虎視眈々の中国国家主席

 コラムの著者は、東西ドイツが統一されてまもない頃に留学し、ベルリン自由大学のシラバスに、「1945年以降のドイツ史」という講義を見つけた。テレビの討論番組でや著作で有名な教授が担当しており、日本の新聞記者にも興味深い話が出るだろうと大教室にむかったという。

その時の課題図書がドイツ語版の『「NO」と言える日本』だった。石原史とソニーグループ創業者の盛田明夫氏との共著で出版されたエッセーであった。物議を醸し出す石原節が散りばめられており、ドイツでも保守的な歴史観を持つ中でこの課題図書は。登壇した教授にとってもかなり痛快であったらしい。当時は、米国は湾岸戦争でリーダ役。ライバルのソ連も崩壊寸前であった。第二次世界大戦の敗戦国であった日本はイケイケの米国に「NO」と言えるといった論調である。

コロナ禍が収束しない中でロシアが進めたウクライナ侵攻で世界は大きな不安に陥った。目立たない日本の首相、頼りない米大統領、武闘派のロシア大統領と虎視眈々の中国国家主席の中でNOと言えるのは誰か?🙏🍶🦠😷🍟🚓💴📖📞🚗🚀⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇯🇵🇩🇪🇺🇸🇷🇺🇨🇳🇺🇦


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:飲まないという選択肢」から

2021.12.21  日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:飲まないという選択肢」から

Sober Curious (シラフでいたがる)こと

 年末年始で飲み会シーズンとなり昨年からの自粛から解放されて安全に楽しんでいる方も多いだろう。コラムの著者 小松原 威氏(WiLパートナー)は、そんな中でコロナ禍で価値観が変わりあえて飲まない選択をするソバーキューリアスという活動に触れている。

○お酒を飲むか飲まないかの区別なく楽しむことが大切

 小松原氏によれば、自らも3年前に体調を崩してから自分のライフスタイルを見直し、あえて飲まない選択をしているという。つまりソバーキューリアスである。

ソバーキューリアスというのは、イギリスのジャーナリスト ルビー・ウォリントン氏が提唱したもので、これまでお酒を飲まないというのは体質的に飲めない人に限定されていたが、現状に疑問を感じて禁酒のように我慢しているといったマイナスイメージではなく、自分の健康や幸せのために前向きにお酒を飲まないというポジティブな選択を提唱している。

海外の友人たちと飲み会をすると、お酒を飲まない人、肉を食べない人、人種も宗教もとにかく多様なので、飲まなし人に対して理由を聞いたり好奇な目でみることはないと言う。これは日本でも同じで、職業・年齢・生い立ちなどが全く異なる飲み会を開催すると飲もうが飲むまいが気にならない。それよりも、集いにバーチャルでは乏しいリアルな議論や幸福を味わい楽しむことが一番であろう。💰🏦👩👨🚘🚗📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇺🇸🇯🇵


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:9.11とアフガニスタンの教訓」から

2021.9.11  日経産業新聞の記事「眼光紙背:9.11とアフガニスタンの教訓」から

企業経営にも通じる多面的な視点

コラムの著者は、2001年9月11日の米同時テロ事件から20年が経った今、「テロとの戦い」で浮上したタリバンの復権に対する見方が米欧州のそれとは異なる一面も示している。

○アフガニスタンの支援活動をしていた故・中村哲医師のインタビューでの視点

 米同時テロ事件後、米国を中心とする有志連合がアフガニスタンを侵攻した。その後今年8月に米軍の撤退とタリバン政権の復権で終結した。当時の米国の世論は「テロとの戦い」を打ち出したブッシュ政権を圧倒的に支持した。「テロ組織を匿い自国民を抑圧する」イスラム原理主義組織タリバンを攻撃するのは当たり前としていた。

しかし、故・中村医師のインタビューによると、現地の受け止め方がかなり違っていることに気付かされるとコラムの著者は述べている。旧ソビエト連邦軍の撤退と共産主義政権の崩壊後、混乱を収拾したのは他ならぬタリバンであった。タリバンは安定を望む国民には支持された。宗教的な締め付けも表面的な厳しさとは異なり現実にはかなり柔軟な運用がされていたという。干ばつにに苦しむ農村部と首都カブールとは住民の置かれている状況が異なっているという。

確かの多くの犠牲者を産んだテロ行為を正当化はできない。しかし、「テロとの戦い」や「イスラム原理主義」といったフィルターを通した見方だけではアフガニスタンの現状を捉えることは難しいという。米国やロシアなどの外部からの分析からだけでは偏りがでる。いかに固定概念に捕われずに多面的な見方から物事を考えるかがキーになる。企業経営も然りである。📉📈📺🎥🖋🔑🚕🚗🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇯🇵🇺🇸🇷🇺