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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「探査計:ニコンの全天球カメラ、スポーツ体験記録し共有」から

2016.4.4   日経産業新聞の記事「探査計:ニコンの全天球カメラ、スポーツ体験記録し共有」から

ユーチューブでもうけている全方位動画

コラムの著者 内田 勲氏(フォトアドバイザー)は、ニコンが米国1月に開催された世界最大の家電見本市(CES)で参考出品した全天球カメラについてその可能性について語っている。

○先行はアクションカメラの先駆けゴープロ社

同参考品は、360度の全天球の静止画と動画の撮影が可能で、4K UHDという高画質で記録でき、水深30メートルの防水対応、耐衝撃、耐寒、防塵の性能を備えている。今春発売の予定だが、一部の報告では、アクションカメラとして先行のゴープロ社の「ヒーロー4」よりも少し大きいという。

アクションカメラの領域は、サイクリング、サーフィン、スキーなどのアクティブスポーツの愛好家に人気だという。本体は小さく、乗り物や体に取り付けて撮影できる。アクションカメラでない全天球カメラはリコーがすでに発売しているが、アクションカメラでリアリティーの高い映像が撮れる。

動画共有サイト、ユーチューブでも全方位動画は人気で、体験のコンテンツはうけるようだ。今回のニコンの参戦でますますこの分野もホットになりそうだ。typhoonhappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:老舗旅館、生まれ変わる道」から

2016. 1.7   日経産業新聞の記事「眼光紙背:老舗旅館、生まれ変わる道」から

業態変革がおすすめ

コラムの著者は、訪日外国人目当ての設備状況よりも今後大きな需要が見込まれる老人ホームへの業態変革を地方の金融機関が勧めていると語っている。

○不透明な訪日客需要

確かに宿泊施設に訪日外国人の需要がじりじりと上がってはきているものの、今後もこの増加が続くかどうはは不透明だという。一方で、新規に老人ホームを建てるよりもリノベーションなどで安価に開設することも可能だという。旅館はゆったりとした作りの個室中心であり、温泉の設備があるし、立派な厨房も設置されている。旅館業であれば、朝夕2食が一般的な厨房での稼働率であるが、老人ホームとなると、朝昼晩の3食を提供することから、稼働率も上がる。改修費も新規に比べれば大きくはない。すでに動き始めた老舗もあるという。pchappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『民泊』議論が問う自治のあり方」から

2016. 1.5   日経産業新聞の記事「眼光紙背:『民泊』議論が問う自治のあり方」から

異文化で育った人との混住は今後進む

コラムの著者は、空き家や空き部屋に外国人などの旅行者を宿泊させる「民泊」の是非についての議論に触れている。

○集合住宅自治のスキルを磨くチャンス

マンションの管理組合などで、「民泊」を禁止する事例もあるという。禁止の理由は、住民以外の旅行者、特に見慣れぬ外国人が建物を出入りするのは住環境を損なうというものである。ただこれも、給与を受給している現役世代ではこの言い分は正当性があるが、退職者や年金生活者は収入減で、空いた部屋を貸すことも補完できる可能性があるという。禁止規定は、空き部屋を稼ぐ手段にする道を狭めるという。

ゴミなどの問題もある。ルールを守らずに集積所が汚れるという問題だ。しかし、旅行者がルールを守らないとすれば、部屋のオーナーや本来の借り手にルールを守る気がないためではないか。現在の管理体制に問題があるとも言える。今後は旅行者だけでなく、外国出身の住民も増える。

このような課題を管理組合や自治会が対応することこそ、スキルを磨くチャンスにもなる。また、心理的にムラ社会の日本によそ者を避けることが今後より厳しい状況になるのは事実である。pchappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:国際観光都市=OSAKA」から

2015. 11.18 日経産業新聞の記事「眼光紙背:国際観光都市=OSAKA」から

訪日客の国別訪問都市をみると

コラムの著者は、シンクタンクのアジア太平洋研究所が2014年に中国、韓国、香港、台湾から関西入りしたインバウンド(訪日外国人)の285万人を調査し、その結果を分析している。

○アジア系の訪日客は大阪を目指す

調査によると、関西(近畿2府4県)に4カ国からの62%が大阪府を目指していたという。京都府はその半分以下、神戸がある兵庫県は7%に止まったという。その要因が、クイダオレだという。さらに韓国の観光客は買い物代が支出の27%、中国は55%と2倍超。つまり、中国人観光客の69%が大阪に向かい、京都は20%、兵庫は6%というわけである。大阪は今やインバウンド特需。しかし、大阪も慢心は禁物だという。

欧米の観光客は、京都の歴史や伝統を好むことから、やがて新興国も経済が成熟し、生活水準が上がると、大阪離れとなり京都に向かうかもしれないという。airplanenoodlehappy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ウーバーの正しい使い方」から

2015. 10.20 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ウーバーの正しい使い方」から

日米で走行環境が異なるところにビジネスチャンス

コ ラムの著者は、米国で体験したウーバーの配車サービスを日本で使う場合について考察している。

○普及には規制緩和とシニア向けの簡単操作の予約端末が必要

シリコンバレーでウーバーの配車サービスを使ったという、コラムの著者。日本のタクシーを手を上げて止めるように、5分から8分で到着し料金も3分の2程度で便利だという。

ただ、これが日本だと意外に面倒だという。つまり、手をあげればタクシーが止まる環境だとスマホ操作の方が面倒だという。

一方、むしろ商機があるのは、都会ではなく「いなか」であるという。地方でも買い物や病院通いには車が不可欠。しかし、高齢化で視力も反射能力も衰えた人が、ハンドルを握ったり、握らせるのも考えものだという。家族にも毎回頼むのも気がひける。

そこでウーバー型の配車サービスである。数千円の出費で手軽に外出でき、ウーバーでバイトすれば小遣い稼ぎにもなる。大げさに言えば、富の世代間移動に一役かうことになる。いなかにはもともとタクシーがすくないのでカニばることも少ない。

ただ、現状では素人では営業用車両を運転できないし、シニアにスマホ操作は難しい。規制緩和と簡単操作の予約機が必要かもしれない。carhappy01