映画

【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:宝塚にみるスターの育て方」から

2014. 6.18  日経産業新聞の記事「眼光紙背:宝塚にみるスターの育て方」から

スターを生むには王道なし

コラムの著者は、宝塚歌劇団特別顧問、植田紳璽氏のインタビュー本を読んだが、スターを生む道は今も昔も難問だったようだ。

○今年100周年迎えた宝塚歌劇団

東京の劇場も宝塚の劇場も満員状態で、日本で一番成功した歌劇団である。その成功の秘密をコラムの著者は探っている。

  • 歌劇そのものの魅力の他、優れた演出家を育てたこと
  • 舞台で映えるスターをうみだし、引き立てこと

これによって、『ベルサイユのばら』をはじめ興行の成功が、さらにファン層を広げ、娯楽が多様化する中で、揺るぎない基盤を築いた。

どうやって観客に認められるスターの卵を見出すのか。植田氏は、インタビューで、『難しい、難しい』を繰り返してきたという。そこには、決まった方法などはなく、ひたすら、スターを生むことを努力するという。難問解決には、王道はないようだ。happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:劇場で『ゼロ・グラ現象』宇宙体験はすぐそこに」から

2014.1.24  日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:劇場で『ゼロ・グラ現象』宇宙体験はすぐそこに」から

技術の進歩は宇宙を近づけたか?

コラムの著者 中村泰子氏(ブームプランニング社長)は、斬新で精密な宇宙空間を舞台にした映画『ゼロ・グラビティ』について語っている。

○身近になる宇宙

一部の民間企業や大富豪がそれほど遠くない将来に、特別な訓練を受けなくても気軽に宇宙旅行が出来る時代になってきているという。

そんな時代を背景してか、映画『ゼロ・グラビティ』は世界中でその迫力ある映像と極限の環境での生きることに対する描写が素晴らしく人気があるという。

VFXや3Dなど最新の映像技術で、クオリティーが高く、まるで宇宙にいるような錯覚をおこすという。その効果か、『ゼロ・グラ現象』が世界的に広がっているという。

中村氏が言うように、人は古来から宇宙という謎に満ちた空間に不思議な興味と畏怖の念を抱き続けてきた。こんなに技術の進歩で身近になってもその気持ちは変わらない。


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:ジェスチャー操作の可能性」から

2013.11.27   日経産業新聞の記事「「流行ウオッチング:ジェスチャー操作の可能性」」から

予想やり早く定着しそうなジェスチャー操作

コラムの著者 岩崎博論氏(博報堂ブランドデザイン ストラテジックプランニングディレクター)が紹介するのはマウス代わりに手の動きなどで操作できるジェスチャー操作が使える機器である。

○Leap Motionの衝撃

米国で80ドル程度で売られはじめた同製品は、すでに反響があるようだ。米マイクロソフトのゲーム機「Xbox」の周辺機器としてキネクトが既に知られているが、同機器は、パソコンに接続してキーボードなどに触れずに動作できる。

予め設定された手の動きで、画面内部のモデルを回転させたり、拡大縮小できる。地図なども、拡大縮小や回転、移動などが、マウスを使うよりも直感的にかつ身体的に行えるという。

製品のウェブサイトから対応アプリケーションを入手でき、動作環境も広がりつつあるという。マウスに比べるとまだ高価だが、今後このようなジェスチャー操作の行える機器が増えてくると予想できる。

映画「マイノリティ・レポート」や「アイアンマン」で出てくるコンピューター操作もそう遠くない未来に定着しそうだ。happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:コミック『進撃の巨人』、アニメ、世界で快進撃」から

2013.8.22    日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:コミック『進撃の巨人』、アニメ、世界で快進撃」から

アニメ公開で変わった市場

コラムの著者 面川真喜子氏(マーケットプランナー)は、今最もアツいコミック『進撃の巨人』(講談社、諌山創氏作)が世界に向けてアニメ放映を始めたところブレークしているという。

○コミックとしての実力

累計部数2300万部、最新刊は単行本で185万部と、大ヒットである。突然現れた人を食らう巨人と人類の戦いの物語で、残酷シーンも多いという。コミックだけであると、この残酷シーンが目立ちすぎ、営業も進まなかったという。

ところが、4月から日本、英語圏、フランス、東南アジアでアニメ放映を行うと、事情は変わったという。さらに、放映に合わせたコンビニやピザ宅配のキャンペーンも人気を呼んでいるという。

○周辺ライツも展開

さらに、このアニメ主題歌もカラオケ配信で急上昇。着うたダウンロードも記録を書き換えているという。さらにアニメとしては異例のイベントも1万人以上を収容できる横浜アリーナなどで開催されるという。

このように原作のイメージを変えずに、ファンの期待通りの展開を図ることで、周辺ライツでのビジネスもひろがるという。まさに、放送の力である。tv


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:集う『足の指好き』」から

2013.4.25    日経産業新聞の記事「眼光紙背:集う『足の指好き』」」から

ネット社会の同志発掘力

コラムの著者が語るのは、『ほぼ日刊イトイ新聞』を運営するコピーライター糸井重里氏の言葉を引用して、ネット社会の可能性について語っている。

○インターネットのすごさ

この問いに対する糸井氏の答えは独特だという。

『インターネットで声をかけると、遠く離れた1000人が集まるっていうことなんです。変態性欲を例にすると「まさか足の親指だけ好きな人はいないだろう」と思うが、いるんです。そういう人は昔は近所にいないから孤独だった。今は声をかければ集まる。インターネットは世界の変態を活気づけた。そっくりな個人はつながり合える』

コラムの著者が指摘するように、ネット人口は世界で24億人で、風変りでニッチと思えるマニアやテーマ、目的、趣味でも、旗を立てれば、楽に同志を発掘してくれる。

○クラウドファンディング

米国で少額投資を募り人気のあるクラウドファンディングのキックスターターは2012年で220万人が資金を提供している。アイデアの実現のためにネット上でできることになる。さらに開発もネット上のアウトソーシングである米オーデスクには310万人が登録している。アイデアから商品化へも循環型社会(エコシステム)が出来上がっているという。

今は人間同士をネット社会がつなげているが、M2Mと呼ばれる機械同士のネットがこれに組み込まれると、どんな分野が生まれてくるのだろうか?happy01