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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ロングセラー商品の秘密」から

2014. 4.2  日経産業新聞の記事「眼光紙背:ロングセラー商品の秘密」から

長寿番組にみるロングセラーの秘密

コラムの著者は、お昼のテレビ番組の顔になっていたタモリの『笑っていいとも!』が3月末に終了したのを期に、長寿番組の秘密について触れている。

○長寿番組

31年続いた『笑っていいとも』(フジテレビ系列)にも引けを取らないのが、黒柳徹子の『徹子の部屋』(テレビ朝日系列)の38年。個性的だが、国民の多くに好かれるパーソナリティがその秘密でもある。

一方、『ミュージックフェア』(フジテレビ系列、塩野義製薬提供)や『題名のない音楽会』(テレビ朝日系列、出光興産提供)は共に40年を超える長寿番組。しかも両番組とも1社提供で、コンセプトがぶれず、高い内容が維持できた点も長寿番組の秘密かもしれないという。
さらに、視聴者の年齢が番組の継続時間に伴って上がっていくにも関わらず、同じ番組を見るようなコンテンツである点も見逃せない。つまり、マンネリもものともせず、視聴者も老若男女に関わらず新陳代謝が進んだコンテンツである必要がありそうだ。happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「ソーシャルNOW:潜在的顧客を引き寄せる販促」から

2014.3.25  日経産業新聞の記事「ソーシャルNOW:潜在的顧客を引き寄せる販促」から

広告がフローならコンテンツはストックとしてPRに

コラ ムの著者 広田 周作氏(電通コミュニケーション・プランナー)は、新しいマーケティング手法として「コンテンツマーケティング」に注目している。

○コンテンツマーケティングとは

コラムによると、

”見込み客や顧客にとって価値あるコンテンツを提供し続けることで、興味・関心を引き、結果として売上につなげるマーケティング戦略”

だという。これまでの広告とは異なり、ブランドのメッセージに興味を持っていない人にまでも関心を引くことはやめ、潜在的な顧客が自ら見つけてくれるような戦略をとる。広告が「注目を獲得する」ことに対して、コンテンツマーケティングは、「引き寄せる」戦略だという。

また、広告は、一瞬で伝える「フロー」なら、コンテンツマーケティングのそれは良質なコンテンツを資産として蓄積する「ストック」だという。検索される機会を増やし、時間をかけて理解してもらい、ファンになってもらう狙いである。広田氏は、コラムで米コカ・コーラの事例を紹介している。同社は、2015年に全ての企業プレスリリースを撤廃するとまで宣言している。大量の印刷物の配布をやめ、自社サイトを見直し、「デジタルマガジンとしてコンテンツを提供していく」とした。happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:夢からつなぐ日中のきずな」から

2013. 12.25  日経産業新聞の記事「眼光紙背:夢からつなぐ日中のきずな」から

娯楽産業で日中の協力

コラムの著者は、12月に上海で開かれた日本の音楽学校の分校の学生演奏会で感じたことを述べている。

○”こわもて”中国の別の一面

ネットの普及で中国も日本のアニメや音楽がほぼリアルタイムで見られる。日本の往年の「スター誕生」のようなオーディション番組も大人気。所得水準の向上で、中国では娯楽産業も徐々に立ち上がっているという。
ただし、娯楽産業も一朝一夕でたちあがるものではない。ダンサーから音響、照明の現場スタッフ、人々に夢や感動を与えるショーを創りだす人材は依然として不足しているという。

ここに、日本が手を貸す必要もあり、また日中のきずなを拡げる意味でも重要だという。happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:『あまちゃん』、富士山、五輪」から

2013.12.6  日経産業新聞の記事「市場トレンド私はこう読む:『あまちゃん』、富士山、五輪」から

多かった「記憶の再生」の2013年

コラムの著者 関沢 英彦(博報堂生活総合研究所エグゼクティブフェロー・東京経済大学教授)は、今年を振り返って、記憶をテーマにした話題が多かったという。

○「あまちゃん」から「風立ちぬ」。。。。

関沢氏によると、NHKの連続テレビ小説「あまちゃん」では、東日本大震災と1980年代のアイドル文化という2つの記憶を取り上げているという。宮崎駿監督のアニメ映画「風立ちぬ」は、小説と零戦開発者がモチーフ。主題歌の「ひこうき雲」はユーミンの1973年のファーストアルバムに収録されたタイトル曲。伊勢神宮の式年遷宮、富士山の世界遺産登録、2020年の東京オリンピックの結滞は、関沢氏によれば「記憶の再生」である。

東日本大震災に関していえば、福島第一原子力発電所観光地化計画が提唱されているという。長期に渡る廃炉作業という忘れたい事実と観光地化という視点で積極的に「記憶の創造」をしていく試みがあるという。

ICTにも米グーグル社の眼鏡型端末をみると、この記憶の再生が今後も重要になるに違いない。happy01


【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:コミック『進撃の巨人』、アニメ、世界で快進撃」から

2013.8.22    日経産業新聞の記事「流行ウオッチング:コミック『進撃の巨人』、アニメ、世界で快進撃」から

アニメ公開で変わった市場

コラムの著者 面川真喜子氏(マーケットプランナー)は、今最もアツいコミック『進撃の巨人』(講談社、諌山創氏作)が世界に向けてアニメ放映を始めたところブレークしているという。

○コミックとしての実力

累計部数2300万部、最新刊は単行本で185万部と、大ヒットである。突然現れた人を食らう巨人と人類の戦いの物語で、残酷シーンも多いという。コミックだけであると、この残酷シーンが目立ちすぎ、営業も進まなかったという。

ところが、4月から日本、英語圏、フランス、東南アジアでアニメ放映を行うと、事情は変わったという。さらに、放映に合わせたコンビニやピザ宅配のキャンペーンも人気を呼んでいるという。

○周辺ライツも展開

さらに、このアニメ主題歌もカラオケ配信で急上昇。着うたダウンロードも記録を書き換えているという。さらにアニメとしては異例のイベントも1万人以上を収容できる横浜アリーナなどで開催されるという。

このように原作のイメージを変えずに、ファンの期待通りの展開を図ることで、周辺ライツでのビジネスもひろがるという。まさに、放送の力である。tv