【ヒット商品のネタ出しの会】日本経済新聞の記事「国内IPO、昨年10%減、時価総額100億円未満が51%、新興の出口戦略多様化」から
2025/01/20
2025.1.18 日本経済新聞の記事「国内IPO、昨年10%減、時価総額100億円未満が51%、新興の出口戦略多様化」から
スイングバイIPOが増加?
コラムによれば、2024年の国内のIPO数は86社と前年比10%の減少であったという。新規上場企業の多くが選ぶ東証グロース市場の低迷が続き、IPOを延期する企業も増えているという。一方、出資者の利益確定の手段とての出口戦略としてIPOではなく、M&Aを選ぶ企業も増えているという。国内のVB投資市場の状況についてコラムは解説している。
○IPO銘柄の「小粒化」も進行
コラムによれば、2024年のIPO数は2019年にならんで過去10年で2番目に少なかったという。2024年の初値時価総額1000億円以上の大型IPOは前年比で同じ6社であった。
一方、IPO銘柄の「小粒化」も進んだという。2024年の初値時価総額の中央値は91億円と前年比を22%下回った。また上場後の成長が続かない企業が目立った。
新興市場の軟調な地合いを背景に、投資家の選別姿勢も強まり、企業は今すぐに上場するのは得策でないと見ているようである。また、スタートアップの出口戦略としてIPOだけでなく、M&Aが選択されるケースも増えているという。これは売り手側はIPOに比べ短期間で出資者の利益を確定できることから選択が増えた。すでに成長を遂げているスタートアップを買収することで、時間やコスト、リスクが抑えられる。
また大型上場を目指すスタートアップが注目するのが、いったん大企業の傘下に入って資金や営業基盤を活用し、事業価値を高めてIPOを目指す「スイングバイIPO」を試みるところも増えている。通信プラットフォーム提供のソラコムは2017年にKDDIの傘下に入ったのちに、2024年3月にIPOを果たした。初値時価総額は675億円であった。今後、スイングバイIPOの形が増えていくとの見方が、業界関係者の予想である。🚗🤖📕📗💻💬⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌏 🇯🇵
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