【ヒット商品】ネタ出しの会 日本経済新聞の記事「春秋:『権利の濫用』」から
2024/04/18
2024.4.16 日本経済新聞の記事「春秋:『権利の濫用』」から
国内外でも別離後の虐待や乱用(post-separation abuse)が問題に
離婚後の共同親権の導入を柱とする民法などの改正案は4月16日、衆院本会議で与党などの賛成多数で可決された。今国会で成立し、2026年までに施行される見通しとなった。コラムの著者によれば、NHK連続テレビ小説「虎に翼」の学生の主人公が裁判を傍聴する回があったという。その番組と呼応するようにいま問題となっている民法での共同親権についてコラムの著者は触れている。
○共同親権の濫用もフランス映画で問題に
コラムの著者によれば、「虎に翼」の主人公は日本初の女性弁護士がモデルになっている。今回取り上げた回では、主人公が勉学のために裁判を傍聴する。裁判のケースは、夫の暴力で事実上の離婚状態にある妻が、遺品の着物などを夫から返還するように求めたものであった。だが当時、妻の財産は法的に夫が管理するものと拒絶されるというストーリーである。
ドラマでは「権利の濫用」という字幕が登場する。条文やキーワードを番組では優しく解説している。権利の濫用で、法律上の権利を道具として巧みに使い、離婚後も元パートナーを苦しめる行いは実は日本だけではない。海外では、「離別後の虐待や乱用(post-separation abuse)」と呼ばれている。なかでもベネチア国際音楽祭で2017年監督賞を受賞したフランス映画「ジュリアン」で描かれた現状は、「離別後の虐待や乱用」を表しているという。あらすじは、夫婦が離婚し11歳の子に共同親権を持つことになる。子どもは母と暮らすが、父には面会する権利がある。ここまでは問題がないが、父の次の行動が「離別後の虐待や乱用」である。つまり面会の機会を利用して父は子どもを脅し、母の連絡先や新居を聞き出して押しかける。父は以前から家庭内暴力で問題であったという筋書きである。
日本で導入が進んだが、「離別後の虐待」や「「権利の乱用」をどう防ぐか。この機会に海外に学んで行く必要があろう。🧑⚖️👩👨💬📻⚡️🏙️💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵
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