【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「2024年に賭ける:若者主体の経営元年目指せ、既存の人事体系から脱却を」から
2024/01/11
2024.1.9 日経産業新聞の記事「2024年に賭ける:若者主体の経営元年目指せ、既存の人事体系から脱却を」から
企業のイノベーションには3段階の実行が必要
コラムの著者 校條 浩氏(米NSVウルフ・キャピタルマネージングパートナー)は、日本の産業再成長のためには新体制づくりと新しい世代へのバトンタッチが必須と考え、企業のイノベーションが必要だと提唱してきた。今年2024年は実行が待ったなしで、今回はその処方箋として3段階の実行を提案している。
◯ハイリスクハイリターン型報酬体系と大幅な権限委譲が必須
校條氏によれば、実行には、
- 第1段階:実行の開始段階
- 第2段階:新事業を成功させるため経営上のタブーを破る段階
- 第3段階:新市場に挑戦し、新体制づくりを行なって企業変革を行う段階
があるという。
第1段階では、VCとの交流からシリコンバレーでの拠点作り、CVCの設立などまで若者が先兵として配置され良いスタートをきる。しかし、このままでは不足であるという。この状態では既存事業の改善・改良のために新技術や新サービスの発掘、適用といったレベルでイノベーションとは程遠い。第2段階に進みたいのであれば、既存組織の経営論理の適用ではなく、年功序列を緩和し、若い社員が権限の委譲を受けて縦横無尽に動き回れる体制を整える必要がある。その際にイノベーションの本質である異なる技術やビジネスの組み替えによる新次元の価値創造を目指さねばならない。若い社員も従来のヒエラルキーでの受身的な業務ではなく、当事者意識のある思考に変えなばならないという。
第3段階は新市場の創生である。自動車業界が自動車製造・販売からモビリティー市場への転換を図ったような考え方である。この段階に入れば企業は真の変革の方向性が見えてくるという。この段階では尖ったリーダーが必要で、スタートアップの起業家精神と同様な考えが必要となる。その際に、ハイリスクハイリターンの報酬体系を準備する必要性も出てくる。年功序列によらない権限委譲された若い社員がサラリーマン思考を払拭して自由闊達に動き回り、起業家のような尖ったリーダーが必要となる。📈🚌🔍👚👔💬👩👦💵📶📈💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏🌏💡🔎🇯🇵
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