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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「横山斉理の目:時間的な利便性とは、買い物における2つの意味」から 

2024.1.19  日経産業新聞の記事「横山斉理の目:時間的な利便性とは、買い物における2つの意味」から

客観的な時間(クロノス)と主観的な時間(カイロス)で異なる便利さ

コラムの著者 横山 斉理氏(法政大学経営学部教授・英スターリング大学訪問研究員)は、ECで買い物を楽しむ場合と食品スーパーやコンビニエンスストアでの買い物とは顧客から見て便利さに差があるという。

○ECサイトではカイロス的な不便さを解消しようとしている

 横山教授によれば、便利さを深く理解するためにギリシャ神話のクロノスとカイロスという「時の神」が参考になるという。大雑把に説明すると、クロノスは機械的に進む客観的な時間の流れで、カイロスは主観的な時間の流れを意味するという。

横山教授はECとリアル店舗を比較して考察している。時間をクロノスと捉えた場合は、ECの方が有利だと言える。ECサイトなら出向いて持ち帰る必要がなく、トータルでかかる時間が少なくで済む。ECサイトやネットショッピングが便利であるというのは根底に時間の節約やタイムパフォーマンスの良さがある。

しかし、時間をカイロスとして捉えた場合、ECやネットショッピングが必ずしも常に便利かと思えばそうではない。商品を宅配してもらう場合、顧客は指定時間に自宅などで受け取る必要がある。配達時間は幅があるので、この間、顧客は自宅の呼び鈴を気にしなくてはならない。しかも、トイレや入浴、家事で手が離せない時に限って呼び鈴がなる。この感覚がカイロス的な時間感覚である。

そこで、ECサイトやネットショッピングもカイロス的な不便さをなくす工夫を行なっている。例えば商品を自宅だけでなく、宅配ボックスやコンビニエンスストアで受け取れたり、置き配で玄関先を指定することもできる。このようにクロノスもカイロスもいずれも時間的に便利であるようサービスを広げている。🕰️🚚⌚️📱🧺🛒🏪🎁🍌🧅🥬🌽🍅🛒🧺🦠🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇯🇵

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