【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『月9』ドラマが映す社会階層」から
2023/09/19
2023.9.14 日経産業新聞の記事「眼光紙背:『月9』ドラマが映す社会階層」から
恋物語の背景に社会課題が
コラムの著者は、フジテレビの月曜9時「月9」の「真夏のシンデレラ」について恋愛物語としてではなく、登場人物の社会課題について触れている。
○地元志向ばかりでは社会階層の固定化が進む
コラムの著者によれば、「真夏のシンデレラ」は男女8人の恋物語であるという。物語は江ノ島界隈で、東京都内の新宿駅からは約1時間である。SNSではこの距離感がおかしいという。
女性の3人は江ノ島界隈の地元人で、主人公は家業の食堂運営を担い、クリーニング店勤務と駆け出しの美容師という設定。ともに地元圏で狭い。
男性5人のうち3人は高校からの同級生で、東京在住の建築士、医師、司法試験受験生である。出身は東京大学で、建築士は江ノ島近くに別荘を持っている。全く生まれも育ちも違う男女が夏の海で出会い物語が進行する。
東京組の男性らは気軽に江ノ島まで足を運ぶが、女性たちは東京を遠いところという感覚で、上京すれば迷子になってしまう。視聴者もこの描写にSNSなどで遠近感の差を投稿している。
このグループ間の距離感の差は、現代社会のリアルな面を示しているのではないか。若者が東京に憧れていた頃は心理的な距離は今よりも近く、進学や就職で上京する前から知識は豊富であった。逆に今は地元志向が強まり、地方都市や郊外の街から出たがらない。地元の大人たちは歓迎するが、実は社会階層の固定化の一因になっているのではないかとの指摘もある。人の行動範囲は人生の可能性に連動するからだという。ドラマの背景にこのような社会課題がちらちらと見える。🏪🚶♀️🚶🌳🚗📈📉🔍✏️📖💡💡👦👧🧑🦯👩🦯⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🌏💡🔎🇯🇵
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