2023.6.28  日経産業新聞の記事「SmartTimes：起業は『ぜいたく品』？」から

社会的に絶対に必要で自分しかやるべき人間はいないという妄想から始まる

コラムの著者 加藤 史子氏（WAmazing代表取締役社長CEO）は、自らの起業家としての体験から、起業が独りよがりから進み、夢を見ながら安定もしないでいることに喜びを持つという特殊性があることを認めている。

○論理的な理由付けはできるが本音ではない

　加藤氏によれば、起業は「ぜいたく品」であるという。起業家は、「社会に絶対に必要であり、自分しかやるべき人間はいない」という謎の熱病に冒されるという。加藤氏本人も熱病にかかったという。実際、起業家は誰かに頼まれたわけでもなく、起業家自体も認知していようがいまいが、本人の要望であるという。

起業して7年で良き聞かれた質問は：

• 「なぜ高収入や安定した立場を捨てて起業したのですか」
• 「なぜコロナ禍が数年続き顧客がゼロなのに事業を続けるのですか」

という質問が多いが、さまざまなパターンで説明はするものの、本音は単純にどうしても今の事業を続けたいというのが理屈抜きの答えであるという。

さらに、たとえ人生の一部、数年間だとしても従業員という他人様の大事な人生を巻き込み、自分が妄想しているビジョン「この事業が世界を変える、必ず世界を良くする」ことに邁進している。このように起業家は世の中のほとんどの人が理解不能で勘弁してほしい困った人であるのは間違いないだろう。しかも、ゴールすることより途上であることを願うのが起業家であろう。🏙️💳💴💲💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍🇯🇵