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2023.6.21  日経産業新聞の記事「眼光紙背:労働組合もモードチェンジを」から

賃上げの頑張りは労組よりも経営側の積極姿勢ではなかったか

連合が6月1日に今春の労使交渉を総括する中間まとめを公表した。約30年ぶりの賃上げ水準について「未来につながる転換点となり得るもの」と評価したという。賃上げを企業の社会的責務と宣言した経団連の方が流れを作り、労使交渉前にすでに経営側から大幅な賃上げを表明したところもあった。コラムの著者は、これでは労働組合の存在感が経営側よりも薄いのではないかと指摘している。

○来春こそ労組の真価が問われる

コラムの著者によれば、前述の中間まとめでの控えめな表現は、賃上げの継続が何より重要であり、その入り口に立ったに過ぎないからだと連合は説明している。妥結結果には満足しているが、達成感は十分とは言えないというのが労働組合の幹部の胸中だという。

今回の賃上げは、物価高と深刻な人手不足が背景にあり、さらに経営側の「企業の社会的責務」という流れが大きく影響している。言い換えれば、労働組合の影がそこには見えてこない。

物価高でけで賃金要求をすると、物価が安定した時には条件交渉が難しいとの声もある。長期のデフレと賃金の停滞に慣れ、従来の思考から抜け出せないのは経営側よりも労組側の方だろう。まさにその存在意義と真価が来春に試されるのは必至であろう。労組幹部のモードチェンジを必要とし、人材の流動化やAIへの対応といった新たな労働課題についても取り組まねばならない。💴📈📉🔍✏️📖💡💡👦👧🧑‍🦯👩‍🦯⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡happy01🌏💡🔎🇯🇵

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