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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:エンジニアのEV挑戦」から

2023.5.12  日経産業新聞の記事「SmartTimes:エンジニアのEV挑戦」から

国際規格の商用EV車両を生産しエネルギーマネジメント事業の展開へ

コラムの著者  吉井 信隆氏(インターウォーズ社長)は、30年間エンジニアとして電池の応用システムを研究し、それをEVやバッテリーの生産に応用して海外にも挑戦しているEVモーターズ・ジャパン(佐藤裕之氏創業)を取り上げている。

○1980年代に賞賛された日本企業の経営の衰退からの変革に期待

 吉井氏によれば、東京都渋谷区のコミュニティーバス「ハチ公バス」(神宮の森ルート)として同社のEVバスが2023年3月1日から運行を開始したという。同社のEVバスの特徴は、

  • 加速・減速時の変速によるショックが従来の路線バスよりも少ない
  • 排気ガスがないのでにおいがなく、静かで揺れも少ないので乗り心地が良い

と乗客にも好評だという。同社は独自のモーター制御システム(アクティブ・インバータ)を使って、リアルタイムでトルク制御ができ、さらに走行時の加減速で電池の消費電力を制御することで、低電力化とバッテリーの長寿命化を実現している。この技術でEVバス・eトライクなどの製造販売を始め、さらに幅広いエネルギーマネジメント事業が高評価を得て受賞もしている。

創業者の佐藤裕之氏は日鉄エレックス(現・日鉄テックスエンジ)とエナジーコントロールズでエンジニアとして30年にわたりリチウムイオン電池の充放電応用システムを研究開発、EVやリチウムイオン電池を生産する主要メーカーへ同システムを提供して生産拡大に貢献してきた。

佐藤氏はEVモーターズ・ジャパンを創業する際に蓄積したノウハウと信頼を最大限に活かして、国際規格の商用EV車両を生産するビジネスモデルを中国メーカーとの提携で構築したという。同社のEVミニバスは最大走行距離290キロメートルと一般のEVの性能を大きく超えているという。また、EVバス製造に留まらず、環境を配慮し、培った独自の電池制御をエネルギーマネジメントとして事業を展開するという。

1980年代には日本型経営が賞賛されたが、その後「失われた30年」と言われ続けて衰退しているが、佐藤氏のような日本のエンジニア起業家の「イノベーションと新しいビジネスモデルの構築」は経営自体のイノベーションが期待できるかもしれないと、吉井氏は期待している。💡🏗🚚📈🏢⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🌏💡🔎🌍happy01🇯🇵

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