【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:ピンチはチャンスと考える」から
2023/02/25
2023.2.21 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:ピンチはチャンスと考える」から
成績や業績ではなくコスト削減の人員整理が中心
コラムの著者 伊佐山元氏(WiL共同創業者兼CEO)によれば、厳しい雇用環境でもシリコンバレーではそれほどの悲壮感がないという。同氏はその理由を探っている。
○大手テック企業にはピンチでもスタートアップにとっては優秀な人材を確保できるチャンス
伊佐山氏によれば、シリコンバレーのテック企業は10年以上続いたテックブームが去り、コロナ禍直後のDXブームも重なって空前の人材の大量採用が起こった。ここにきて米国の景気後退に備えて余剰人員を急ピッチで整理しているという。
シリコンバレーは普段から人材の流動性が高いことで知られている。しかし、人員削減は、全従業員の10〜20%といった極端なものが多く、最近昇進したり採用されたばかりの新人も含まれているという。つまり、社員の業績や成績が悪いからといった解雇ではなく、コスト削減の人員整理であることで、社員の反省する材料もなく戸惑いがあると言う。一方、これまでのシリコンバレーをおそった景気後退の体験からGAFAのような大手企業が優秀な人材を解雇することで資金調達したばかりのスタートアップにとって絶好のチャンスになるという。Googleは、ITバブル崩壊後、他のテック企業から解雇された優秀な人材が多く参画することで成功できたと言われている。
このように状況を俯瞰すると実際に職のない人が増えているが、シリコンバレー一体に悲壮感はない。やれることはいくらでもあるというマインドセットで溢れ、関係する周囲の人も応援している。まさにシリコンバレーでは人材のエコシステムが働いている。👩👨🚘🚗📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏🌏💡🔎🇺🇸
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