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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:『科学』と『技術』、日欧に見る認識の違い」から

2023.1.25  日経産業新聞の記事「TechnoSalon:『科学』と『技術』、日欧に見る認識の違い」から

リニアモデルによる批判は根源は

コラムの著者 山﨑 弘郎氏(東京大学名誉教授)によれば、リニアモデルとは、科学や技術が基礎研究、応用研究、実用化研究、生産設計へと直線的に進化するというものである。日本が経済成長を遂げた1980年代に欧米の学術分野から「基礎研究ただ乗り論」の批判を浴びた。その背景は何か。

◯欧州では工学部は総合大学ではなく工科大学に

 山﨑教授によれば、外国の基礎研究の成果をただで活用し、産業を繁栄させたという批判が経済成長の最盛期にあったという。貿易摩擦に苦労していた当時の通商産業省は反論せずに工業技術院(現産業技術総合研究所)で基礎研究を強化する施策をとった。

山﨑教授は、破綻したリニアモデルの空虚な産物で日本政府は無視をしても良かったのに基礎研究に重きを置いた。実はリニアモデルは現代の最先端の科学技術に当てはまるものが少ない。つまり、欧米の幻想とも言えた。

だが幻想のリニアモデルが広まった要因が重要であると山﨑教授は指摘する。その要因の根源は、欧州における伝統的な科学と「技術」の考え方の相違にあるという。欧州では、科学が哲学に端を発していることから、哲学がすべての根本を明らかにする一般的原理であって、研究が進むことに伴って抽象から具体的なものにかわるという思想が根源であるという。

一方、日本人はニーズに応じて物を作り、社会に提供する役割を「技術」が担うと考えている。日本の旧帝国大学の内部では工学部が大きな地位を占め、工学という狭義では自然科学とは異なる学問や技術体系を構築し、人材を育成してきた。

欧州に戻ると、工学部は総合大学にはなく、工科大学という教育機関に属した。技術者を「専門化された職人」とみなし科学者とは区別してきたのではないかと、山﨑教授は指摘している。📊⚡️💡😷🌍🤖💻🧠🍞🎓✏️🏙🌾🍓😅🏃‍♀️🏠😷🦠❄️🍅📖🔎⚡🌍happy01🇯🇵🇲🇾🇦🇺🇲🇾

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