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2022.12.1  日経産業新聞の記事「眼光紙背:エプソンの『さよならレーザー』」から

B2Cとは異なるB2B戦略を取るエプソン

コラムの著者は年賀状の季節で家庭用インクジェットプリンターの市場が活気付くが、その一翼を担うセイコーエプソンが発表した内容に注目している。

○印刷速度でレーザープリンターとの差

コラムの著者によれば、11月17日、同社の新製品発表会で開口一番に出てきた言葉が、「2026年でレーザープリンターの販売を停止する」という内容だったという。消耗品の供給や保守点検は続けるが、すでにレーザープリンターの新規開発は終了したという。

新製品発表では、オフィス向けのプリンター複合機で、印刷速度が毎分40〜60枚の中速機であった。高速機と低速機はすでに同社の場合、インクジェット方式で中速機がレーザーであったのを改めてインクジェット方式に統一した。そこでの特徴は競合他社の中速複合機がレーザープリンターであるのにインクジェット方式で特徴を出すものである。

イメージ的にはレーザープリンターの方が印刷速度が速い印象だが、実際は枚数が多い場合インクジェット方式の方が速い。静電気で転写し、熱圧着する2段階方式のレーザープリンターに対して、横長のヘッドで一気にインクを吐出するインクジェット方式では1段階の熱工程が不要で消費電力も少ない。この環境面のアドバンテージは欧州市場では意味が大きい。つまり、企業向けでESGを考えるとインクジェット方式が優位と見た戦略を同社は採った。さて他社との競争はどうなるだろうか。📈🖨🚗🚀⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋happy01🌏💡🔎🇯🇵

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