【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:産業構造審議会の『新機軸』」から
2022/09/02
2022.8.26 日経産業新聞の記事「SmartTimes:産業構造審議会の『新機軸』」から
5〜10年の中期的視野で「新機軸」を考える
コラムの著者 石黒 不二代氏(ネットイヤーグループ取締役チーフエヴァンジェリスト)が、経済産業省の産業構造審議会の委員として中期的な新機軸の議論について語っている。
○経済社会のシステムのOSの組み替えも
石黒氏によれば、日本の産業の方向性を定めていくのが産業構造審議会であるという。同会では次年度における重点施策を決定するのみならず、少なくとも5〜10年のスパンで考える中期的な視点による新機軸を決めるという。
その実現は経済産業省だけが行うものではなく、官民共同で進め、日本経済の停滞状況を打開する狙いもある。新機軸は6つのミッションが設定され、その内デジタル社会では「デジタル田園都市構想」の実現や半導体への投資額などの目標が掲げられた。石黒氏はこの目標でのグランドデザインを示してほしいと要望を示したという。グランドデザインのように具体的な目指す姿を示すことは国民や産業界も理解しやすいとの意図だという。
例えば、
- 5年後に世界でも有数のデータ量を持ち、それらを分析することにより多大な収益を生みだす新しいビジネスモデルで時価総額が世界で5本の指に入る企業を作り出す
- 行政においては地方自治体を含めて全ての行政サービスが電子化される
といった目標である。
さらに同審議会では経済社会のOSを組み換えようとしているという。そのOSには岸田内閣が推進するスタートアップの育成などがある。そこでの課題として、石黒氏は以下を課題としている:
- 米国に比べIPO時やIPO後の時価総額が小さ過ぎる。IPOのハードルが低く、上場時の資金調達額も低くなる。従って大きな成長をするための資金不足になる。
- スタートアップの目標がIPOに偏り、他国に比べM&Aが少ない。よって大きな資源導入がないためスタートアップの規模が小さい。
- 先端技術のテクノロジーカンパニーが少なすぎる。米国などでは研究期間が長い上に深い研究開発で成長が大きい。
さて、課題に対する施策と実践がどこまで進むのであろうか。⏳📱🩺🏥👩👨🚘🚗📶🩺📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏🌏💡🔎🇯🇵🇺🇸
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