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2022.8.22  日経産業新聞の記事「眼光紙背:『経済は生きもの』緩和で鈍った感覚」から

経済合理性のなせる技に麻痺した投資家は大丈夫か

コラムの著者によると、世界的なインフレ圧力と、それに伴う金利上昇は経済合理性のなせる技であるが、金融緩和のぬるま湯に浸って世界の投資家はいまや麻痺状態だという。

○需要と供給のバランスには誰も逆らえない

 コラムの著者によれば、台頭してきているコストが押し上げるインフレであるが、エネルギーの脱化石燃料シフトには時間が必要で、多様な要因で多くの経済現象が表面化しようとしている。多様な要因とは、

  • 戦後の自由貿易体制がもたらした脱インフレ経済の構造が崩れ始めている
  • 米国の自国第一主義や米中貿易摩擦などで世界のサプライチェーンの分断で供給コストが増加してきている
  • 賃上げ圧力

などである。欧米ではこれに対して政策金利の引き上げを実施。日本は金融緩和策に固執しているが、円安や輸入インフレで経済圧力がかかってきている。これらは全て経済合理性が働いているためで、需給バランスには誰も逆らえない。これが経済が生きものといわれる所以である。

世界の投資家は、金融緩和策で微温湯に浸かる状態のままで、実際米国では政策金利は既に2.25%まで引き上がられているのに、債権投資家も平然としている。株式市場もまだ買いが続いている。つまり金融緩和が過ぎて市場機能を押し潰してきた。何れ、投資家はこの経済合理性の反動を受けるだろう。📞🚗🚀⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒🌏🇯🇵🇺🇸🇩🇪🇫🇷

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