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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:異種間コミュニケーション、内容理解より先に状況察知」から 

2022.6.16  日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:異種間コミュニケーション、内容理解より先に状況察知」から

ハラスメントの防止からイノベーションの誘発まで状況察知は重要

 コラムの著者 関沢 英彦氏(発想コンサルタント)によれば、夕方の公園の様子を見て、人間同士、ペットと人間、ペット同士などの関係でコミュニケーションをとることを観察しながら、コミュニケーションの意義について考えている。

◯動物でさえコミュニケーションをとることがわかってきた

 関沢氏は、夕方の公園を観察すると、犬と散歩する人が集まるという。飼い主は自分の犬の他に他人の犬にも話しかける。犬同士、飼い主同士、犬と人間、それぞれのコミュニケーションがある。

統計によると、2021年時点で日本で飼育されている犬と猫は、1605万頭で、この数字は、乳児から義務教育を終える年齢よりも多いという。大人は、子どもたちと話をするようにペットともおしゃべりをする日々である。ペットとの会話量は、子どもとの会話量に匹敵するだろう。ネットに上げられた動画も子どもとペットを撮影したものが大半である。

コミュニケーションといえば人間だけでないことが最近の研究で明らかになっているという。シジュウカラは、天敵である鷹やカラス、蛇を違った単語で表して仲間に警戒を促すという。

関沢氏によればコミュニケーションには2段階あるという:

  • 状況察知:相手の様子を感じる
  • 内容理解:状況に合わせてメッセージを理解する

この2段階は、同種間のコミュニケーションでは瞬時に「状況察知」をして「内容理解」に進むという。異種間のコミュニケーションでは「状況察知」に時間がかかるが、一旦理解すれば、多少、言語がわからなくても「内容理解」が可能となる。この2段階を経て、動物だけでなく、ジェンダー、年齢、人種、文化などの差異を越えることで、異なる存在とコミュニケーションをしている。今後がAIやロボットも対象になろう。

コミュニケーションでは、メッセージの「内容理解」を重視しがちであるが、「状況察知」が優先されねばならない。時として相手の状況を構わずに指示を出す上司がいるが、これでは部下の掌握に失敗しるだろう。犬の状況を無視して、リードを引っ張っても愛犬は動かない。ハラスメントの防止からイノベーションの誘発まで、異なった相手の置かれている状況を察知することが先決であろう。ことばによるコミュニケーションはその後である。💭💬📖🖋🏫🎩📕👩✋⛑🕠💪🏃‍♀️📺📶💺💻🏠👧👩😷🦠❤️🌍happy01🌎🇯🇵

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