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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:不祥事に潜むサラリーマン全体主義」から

2022.9.1  日経産業新聞の記事「眼光紙背:不祥事に潜むサラリーマン全体主義」から

経営陣の無能以上に根深いサラリーマン根性の罪

コラムの著者によると、大手製造業の品質不正が後を立たない要因に、無能な経営陣の責任もあるが、「ノー」と言えない職場環境が根深く、いわば「サラリーマン全体主義」があるためだと指摘している。

○「ノー」と言えない社内の空気はどこから

 コラムの著者によれば、8月の日野自動車の大中型トラックに続いて小型向けエンジンでも排ガス試験を欺いていたという。経営陣はもとより不正に手を染めた社員は厳しく糾弾されるべきだ。

さらにこの不正が1社のみならず、これまで多くの企業で起こり続けているという。その共通性は、いずれも社内に「ノー」と言えない空気な存在していることにある。日野自動車では、上司の命令に従わない者は「お立ち台」と呼ばれる衆人環視の会議で方々から批判されるという、針の筵に、社員が引きずりだされたという。これでは不正に対する反対の声などあげられない状況と言える。

かつて東芝の不正経理を巡る数々の検証の中で、この「ノー」と言えない環境について触れたのが、元日本経済新聞社編集員の大西康之氏著作であるという。同著には多くの真因を経営陣による対立やその無策ぶりに求めるものもあるが、「サラリーマン全体主義」という職場風土にあると指摘している。現場に染みついた「右向け右」というサラリーマン根性が問題を根深いものにしている。日野自動車や東芝のみならず、三菱電機、東レなど多くの企業の不祥事を起こす背景に「サラリーマン全体主義」が潜み、社員を倫理を曲げていく。📞🚗🚀⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒🌏🇯🇵

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