【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ジョブ型採用と就職偏差値」から
2022/01/20
2022.1.17 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ジョブ型採用と就職偏差値」から
ジョブ型で悩ましい新卒文系の採用コース
日立製作所がジョブ型雇用を国内の社員全員に広げ、各職務に必要なスキルを明記した職務記述書を社外にも公表すると言う。コラムの著者は、これまでのメンバーシップ型とのギャップについて述べている。
○最初の横一線はあり得ない
コラムの著者によれば、全社員のジョブ型雇用で要件を満たせば社外の人でも「日立の〇〇部長」になる道が開けると言う。硬直化したに日本の労働市場の流動化を促す点で評価したいという。
さて、全員ジョブ型に課題はないのかコラムの著者は考察している。悩ましいのが、新卒一括採用の新入社員で、中でも理系学生のように専門性が明確であれば良いが文系学生のようにそれが明確でない場合であると言う。
同社は2021年春から「営業」「資材調達」などの職種別の採用コースを設けた。これに対して例えば「調達のプロになる」と決意し、必要なスキルを備えた22歳がどの程度いるだろうか。
それでも強引にコース別採用を徹底すれば、過去のデータから「経理財務」や「人事総務」が人気を集める一方で「営業」は人気薄になるかもしれない。同じ大学でも学部ごとに偏差値が違うように、同じ日立への就職でもコースによっては難易度がバラけ、初任給にも差が出るかもしれない。
ジョブ型の導入から考えれば、この差異は職種ほとの需給バランスの反映であって自然である。ところが、これまでのメンバーシップ型採用の見方から見れば、横一線でスタートを切った学生の間に序列が生まれることになる。これを前向きに受け取るか、拒否反応を起こすか、今後ジョブ型社会に向き合うときにどう感じるだろうか。📖📞🚗🚀⚡️💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕🌏🇯🇵
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