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2021.11.8   日経産業新聞の記事「眼光紙背:岸田政権に『成長戦略』は可能か」から

新たな成長戦略はアベノミクスからの脱却

 コラムの著者は、10月末に行われた衆議院選挙では与党が圧勝し、岸田文雄内閣が本格始動した中で「成長と分配の好循環」を掲げているが、アベノミクスを継承するといい、成長戦略が怪しいと指摘している。

○これまではイノベーションは日本の成長には寄与せず

 コラムの著者によれば、安倍第2次内閣は8年近い政権運営で、目に見える成長戦略を実現できず、バブル崩壊後の停滞から依然として脱却できず、賃金や1人あたりの国内総生産で世界の成長軌道から取り残されたままだと言う。

成長戦略では「イノベーション」が強調された。しかし、日本の経済はマクロ指標で見てもわかるように悪化が明白で不確定なイノベーションに頼るしかないからだという。これを新井紀子氏(国立情報学研究所教授)が2019年の日経のインタビューで語っていたという。さらに、清水洋氏(早稲田大学教授)の著素「野生化するイノベーション」の中で、統計分析から石油ショック以降、日本の経済成長にイノベーションが貢献したことがないと指摘もしている。さらに米国では、国防高等研究計画局(DARPA)などを通じて政府がイノベーションの社会的コストを負担していることを指摘している。日本は、大学の研究資金など社会的コストが減っていることに懸念を示していた。

イノベーションを唱えても、目先だけの成果だけを求めたアベノミクスでは結果は出ない。つまり成長戦略にはアベノミクスから脱却することが前提にあることになる。🎽📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇺🇸🇯🇵

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