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2021.11.12   日経産業新聞の記事「眼光紙背:バフェット氏の告白」から

改善されない金融所得と急所所得の税率の不均衡

 コラムの著者は、2011年に米有力紙に「告白」した著明投資家であるウォーレン・バフェット氏について語っている

○1億円の壁

 コラムの著者によれば、「告白」はバフェット氏の秘書が自分よりも高い所得税率を負担しているとの内容であった。この内容は、大富豪のバフェット氏が秘書より所得が低いことと考えてしまうことで話題となった。

株式売却益や配当収入などの金融所得が給与所得に対する税率が低いせいであるからだというのが指摘のポイントである。富裕層は給与所得よりも金融所得が多い傾向にある。そのためバフェット氏より秘書の方が税率が高くなる。こうした状況に異議を唱えたが未だに是正されていないという。

その状況が日本でも起きている。いわゆる「1億円の壁」である。所得が1億円を超えると税率の曲線が下がるのである。こうなれば1億円の壁は、多く稼いでいる人には税金を多めに支払ってもらう累進課税と相容れないことになってしまう。日本政府は財政再建を考えているなら、痛みを社会全体で分かち合うべき事態でこの問題を放置することは矛盾している。💵💹📖🖋🔑🩺💉🏢⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇺🇸🇯🇵

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