【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「トレンド語り:フランス郵政公社の大気汚染検索、配送網生かし新事業」から
2021/05/29
2021.5.26 日経産業新聞の記事「トレンド語り:フランス郵政公社の大気汚染検索、配送網生かし新事業」から
数百年の歴史のあるローカルネットを使い最先端で新規の郵政事業
コラムの著者 竹原 あき子氏(工業デザイナー)は、フランス郵政公社ラ・ポスト、その子会社、そのデータ処理会社の3社が進めている予備実験で郵政の新事業とその背景について語っている。
◯動物を含めたハッピーな世界に
栗坂氏によれば、郵便配達の車が郵便物を配達しながら、大気汚染を測定し、配達区域の隅から隅までどこで何が浮遊しているかを把握し情報提供するという。郵政自身が組織する最先端のネット関連事業を支援するコンペで採択された企画で2020年から予備実験に入ったという。
2021年10月まで500個のモバイル・センサーを郵便集配車や宅配自転車、手押し車に搭載し、空気中の二酸化炭素やPM2.5、アンモニアなどを測定し、スマートフォンの地図上に色や数値で配信する市民向けのサービスである。外出の際、目的地まで色別に汚染度がわかり、行動範囲を選ぶことができる。さらに受け取った情報で、市民が目の前で起こっている、煙、花粉、騒音などの環境汚染につながる状況を現場から写真付きで通報できるアプリもモニター1000人に募集して進めている。
このように大気汚染を市民にとって差し迫っている背景は、2024年パリ・オリンピックに向けて大規模な工事がパリ市内で進んでいるからだと言う。
興味深いのは、数百年の歴史のある郵便配達網というローカルなネットワークを全国に定時に小さな街路も含めて、大気汚染だけでなく路面の状態から市民に影響を与える健康を阻害する項目まで健康管理としてリアルタイムに把握するといった点である。既存のシステムを使い、先端技術を使い、先端技術をエネルギーにして新規の郵政事業が成長しつつあると言う。💌📮🏢🍽🌾🥬🥕🍞🐱📶📺🦠😷🍲🍵🏢📶📺🏢💡⚡️🌏📂🌍🇫🇷
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