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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:『反転職場』の潜在力」から

2021.2.9  日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:『反転職場』の潜在力」から

対面の時間を討議や質問、実践さらにクリエイティブな時間に

 コラムの著者 ロッシェル・カップ氏(ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング社長)は、コロナ禍で多くの大学などのリモート授業で行われた「反転授業」(flipped learning)から企業でも「反転職場」を考える時、日本企業の成長源となる可能性を示唆している。

○日本企業の反転職場は既存の職場とは真逆

 コロナ禍であらゆる教材がオンラインで入手できるようになり、多くの教育者がこれまでの教室での講義が最善の教え方出会ったかを見直したように、企業の職場でのあり方も再考する時期だとカップ氏は示唆している。

教材が自分のペースで調査したり、オンラインビデオを見ることで前もって学習しておき、授業では、ディスカッションや質問、実践のために使う「反転授業」が注目されている。カップ氏も実際に反転授業を行って非常に効果的であったと感じている。学生は予め授業の内容を知っており、授業中は豊かな議論ができるようになる。

これは教育界だけの問題ではなく、企業の職場もコロナ禍でオフィスの役割を再考している。コロナ後にオフィスを持つことは企業にとってどうなのかということである。米サンフランシスコ市のVCには反転授業ならぬ「反転職場」を提唱している人がいて注目を浴びている。これまでは1日に一定時間、従業員がオフィスにいることが求められ、その間に多くのタスクや会議などの業務を行っていく。新しい人に会ったり、質問したり、ブレインストーミングをしたりする行動は一般的に普通の職場ではやりにくいものであった。

反転職場では社員はオフィス外の自分の好きな場所で、自分のペースで、個別のタスクに取り組み、集中して高い生産性を達成できるようになる。また、反転職場ではマネージャーの役割も社員の働き方の監督からコーチやファシリテーターとしての役割に変わる。また、勤務評価もこれまでのような時間管理ではなく、従業員のアウトプットを測定し、評価できるものとなろう。

日本企業はこのような環境に移行するのは容易ではない。しかし、日本企業はこれまで効果的なプロセスを製造業を中心にうまく構築してきた。この理屈がわかれば果敢に挑戦する日本企業も出てくるであろう。💰💴📖✈️😷💺💻⚓️💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🦠🇯🇵🇺🇸

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