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2020.12.24  日経産業新聞の記事「眼光紙背:焼き鳥無人販売機がくれたヒント」から

酒のツマミからの脱却が新事業に

 コラムの著者は、コロナ禍こそ、ピンチをチャンスに変える必要があるところで、その事例を宮城県石巻市の焼き鳥店での試みで示している。

○同じ食べ物でも売り方、マーケティング戦略で違った販路が得られる

 試みとは、石巻日日新聞が報じた焼き鳥の無人販売機のことである。新型コロナウイルスの感染対策として店頭に設置したのがこの販売機。離れてみると飲料の自動販売機のように見えるが、実態は、ベニヤ板で作れれた野菜の無人販売に近いという。だが、この販売機のおかげで焼き鳥の売上高は伸びた。

子どもや学生がおやつ代わりに買ったり、主婦がおかずの一品として求めたりするからだという。確かに焼き鳥店は酒がつきもので、子どもや主婦は入りにくい。だが、無人販売機なら気軽に買える。つまり、酒飲みの大人が忘れていたことは、酒を飲まない子どもや主婦にとっても焼き鳥は美味いのである。無人販売機が焼き鳥と酒の関係を断ち切ったことで、新たの顧客層の開拓に繋がったということである。

コロナ禍でも同じ食べ物に注目し、別の売り方、つまりマーケティング戦略を変えれば新たな顧客や販路が見ててくる。🍺🍶🪧🏮💻📶🦠😷📷👜⚡️🎓👔⏰🔧💻🖥📻🖋🗒📕happy01🌏🇯🇵

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