【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:課題先進国で技術橋渡し」から
2020/11/08
2020.10.30 日経産業新聞の記事「SmartTimes:課題先進国で技術橋渡し」から
人口世界第2位と第4位のインド・インドネシア間でイノベーションの往来
コラムの著者 村松 竜氏(GMOペイメントゲートウェイ副社長兼GMOベンチャーパートナーズファウンディングパートナー)は、インドでのVB投資案件とインドネシアでの同種のVB投資案件に触れて、今やシリコンバレー発日本市場進出といったタイムマシン戦略は役立たないと語っている。
○米国発のサービスを日本で広げるタイムマシン戦略はもう役立たない
米国でのピッチイベント「YC Demo Day」で知り合った起業家とインド・バンガロールでそのスピード感がすごいことを聞いたと村松氏は語っている。
Khatabookと呼ばれるそのスタートアップは2018年創業。米国のトップVCたちから投資を受け2020年5月には60億円以上を資金調達し時価総額は300億円を超えていると言われる。
その事業の内容は、インド各地にある家族経営による食品日用雑貨の小売店、キラナショップの帳簿付けアプリを普及させたものである。キラナショップは地元常連客相手で紙と鉛筆でツケ払いOKの商売で、請求忘れや払い忘れが日常茶飯事であったという。Khatabookは、請求書を相手のスマホに送るという単純なアプリで、これが爆発的に普及した。サービス開始1年で1日の利用者が100万人を超えてしまった。当然Khatabookhaは急速に成長した。
一方、今年8月の同じ「YC Demo Day」で同じことが今度がインドネシアで起きた。つまり、インドのKhatabookを研究し尽くして、インドネシアの経済環境、ICT環境に改善してサービスするというスタートアップが出てきたのだという。村松氏は早速VB投資を決めたという。
世界第2位と第4位のインドとインドネシア。共に上昇志向が強く、熱狂的なエネルギーがあるという。そこに大きな起業家の夢がある。以前の米国発で広がったサービスを日本展開するといったタイムマシン戦略はもう役立たない。インドとインドネシアですでにイノベーションの往来が根付き始めているという。📶🏪✈️🚆😲📈😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏🌏💡🔎🇯🇵🇮🇳🇮🇩
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