【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:デジタル社会の到来、かしこく設計を」から
2020/10/25
2020.10.20 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:デジタル社会の到来、かしこく設計を」から
コロナ後に新たな弊害を生まないように設計
コラムの著者 筒井 泉氏(高エネルギー加速器研究機構・准教授)は、菅内閣の目玉の1つであるデジタル庁の意義と中国の荘子の故事から今後のアフタコロナについて考察している。
◯コロナ禍での意識改革から
筒井氏も菅内閣が意味するデジタル庁が行政のDXの推進するとのことだがまだまだ不透明だとしている。ただ、マイナンバーから行政サービスの向上を目指すといったことは予見できるが、その先が問題だと筒井氏は語っている。
政府レベルから民間へDX(デジタル・トランスフォーメーション)は広がっていくだろうが、人は慣れ親しんだ仕事のやり方は変えたくないモノで、これが厄介である。それでも、デジタル化に期待が寄せられるのは新型コロナウイルスの感染予防で否応なしで我々の意識改革がおこったのではないか。
1年前には予測もつかなかった在宅勤務やオンライン会議が常態化し、人との交際の仕方など一変したという。ただ、これが短所だけでなく、長所も我々は感じ始めている。これまで無頓着であった社会活動の無駄や弊害があらわになり、コロナがそれを改める大義名分となった。因習的な活動は合理化され、精神的にも余裕がでてきた。となればこの長所を生かし、コロナ以後も通用する設計が重要である。
筒井氏はここで「荘子」の中から:
- 機械あれば必ず機事あり。機事あれば必ず機心あり
を引用している。ここでの機会は農作業用のはねつるべで、現代ではデジタル化であろう。機心は中国の原典によれば「精神が不安定になって自然のあるべき姿に背く事、を意味するという。さて、故事からみれば今回のコロナ禍はどう見えるのか。😷🦠⚡️💺💻🛠⚓️💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏🌏💡🔎🇯🇵
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