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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「WAVE:無意味な仕事の意味」から

2020.8.10   日経産業新聞の記事「WAVE:無意味な仕事の意味」から

貧困・悪徳・退屈から人間を解放する効果が仕事にはあるが

コラムの著者 瀧 俊雄氏(マネーフォワード取締役兼Fintech研究所長)は、非常時と平時での業務に対する冗長性の評価がことなり、さらに「無意味な仕事」の意味を探っている。

◯コロナ禍で激変した仕事のあり方と冗長性

  感染症に対するBCP(事業継続計画)による危機管理と、政府からの経済対策、現場での懸命の努力で何とか現状を維持できている状況に見えると瀧氏は語っている。

瀧氏によれば、意図の有無は別として、ある仕組みが安定して継続できるように余力を持つことを、システムの世界では「冗長化」と呼ぶという。業務であれば非常時には、他の社員が同じ業務にあたることも冗長化の1つである。平時でも詰まりきった状況ではない状況を確保することは重要である。

確かに緊急事態宣言が発効された時点では、冗長化の有無が業務の安定性を左右した。企業の預貯金も経営資源として冗長に保有することが先見の明のように評価されている。だが、アフターコロナの新常態では、この冗長への評価は変わるのではないかと、瀧氏は主張している。今は、将来に向けてのデジタル化は待ったなしであり、ユーザー体験の深化と効率性の向上を図って行くべき時ではないか。瀧氏はこの考察の中で、フランスの思想家ヴォルテール氏が説いた「仕事は、仮に無意味であったとしても、貧困のみならず悪徳や退屈などから人間を救う側面がある」と述べていると紹介している。つまり、この理由で日本ではある仕事を残そうとする圧力があるという。🛠😷💻💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵

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