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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:半導体から退場する日本」から

2020.7.2   日経産業新聞の記事「眼光紙背:半導体から退場する日本」から

裏路地の写真も燃えてしまったのか

 コラムの著者は、東芝がキオクシア(旧東芝のフラッシュメモリ事業部門だった)の持ち株を売却することについて、日本からまだ強みのあった半導体事業からの撤退について語っている。

◯裏路地の馴染み客で賑わう老舗写真館も今はない

 次世代高速通信、人工知能、自動運転、8Kテレビ、IoT、ARなど、いずれの技術も産業のコメ、半導体に支えられている。最近は産業のコメから、経済の必須アミノ酸とも言われている半導体は世界経済の大きな下支えでもある。

ロジック、メモリー、撮像素子、パワー半導体など多少な半導体の産業界で、日本企業が存在しているが、シェアを握る分野は残念ながら一部となってきているという。その状況は、まるで人通りの多い「大通り」の写真館であったが、店を畳み、裏路地に写り馴染みの客を相手にそこそこ繁盛している老舗写真館のようだという。

キオクシアの状況は、老舗店の運命に似ている。いまや、親会社も株を売却するとの経営陣の判断である。確かに経営戦略であり自由だが、1枚の写真のように、燃えてしまっては2度と元には戻らない。開発を止め技術を放棄すると貴重な資産は失われていくだろう。経営陣の売却理由は、市況変動が大きい半導体事業は経営の不安定要素であるというが、逆に市況変動を避けるような事業は一握りしかないいのではないのか。日本の製造業の劣化は、研究開発やマーケティングになく、経営陣にあるのではないかというのは、コラムの筆者の厳しい言葉である。📷💺💻🛠⚓️💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵

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