【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「SmartTimes:リモート・対面、共存が重要」から
2020/06/23
2020.6.19 日経産業新聞の記事「SmartTimes:リモート・対面、共存が重要」から
生産性一辺倒ではなくコミュニケーションで生まれる創造も重要
コラムの著者 高宮 慎一氏(グロービス・キャピタル・パートナーズ 代表パートナー)は、コロナ禍で普及が遅れていた働き方改革が一気に進んだが、そこでの得失について語り、リモートと対面のバランスに留意すべきと説いている。
◯リモートと対面の得失
コロナ禍でこれまで進まなかった働き方改革が一気に5年先にワープしたようにりリモートワークやテレビ会議など一気に普及した。東京都の調査によると都内のテレワーク導入企業は、3月で24%、4月で63%に達したという。それまでは「対面でなければ打ち合わせできない」「商談が成功しない」という固定概念を崩し、人をリアルの習慣から引き剥がしてしまった。
現実は多くの企業でチーム制による出社とリモートワークを組み合わせて新しいワークスタイルが生まれてきている。ビデオ会議やチャットによるコミュニケーションで、
- 懐疑運営は効率化
- 移動時間は削減
- 交通費などの削減
- 意思決定のステップが明確になった
- B2Bでも営業のリードタイムが短縮化
- オフィスの固定費削減(縮小、移転、バーチャル化)
- 業績評価は成果主義
- 副業が増加
という特長も見えてきたが、反面課題も浮き彫りになってきた。
- エッセンシャルワーカーなど社会インフラの領域で働く人々の重労働が残っている
- 押印や月次処理も企業のコーポレート部門では出社が余儀なくされる
- 従業員間で不公平感が生じる
といった内容である。リモートの評価が生産性一辺倒ではなく、人と人とのハイタッチな部分も重要で、だべりや信頼関係の構築、合意形成などには対面が重要で、そこには創造性の発揮もある。これらは事業の肝になることも多い。リモートと対面も得失を理解したバランスが、これからの組織の新常態になりそうだという。📶💻🛠⚓️💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏🌏💡🔎🇯🇵
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