【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:デジタル化への本気度」から
2020/06/04
2020.6.2 日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:デジタル化への本気度」から
米国ではスタートアップが時代をすでに先導し始めている
コラムの著者 校條 裕氏(めんじょう・ひろし、米NSVウルフ・キャピタルマネージングパートナー)は、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で米国ではVB投資が冷えているようなメディアの報道があるが実際は異なると語っている。
◯コロナ禍はデジタル化とオンライン化を急速に推進
校條氏は、新しい市場や事業を創造するスタートアップに投資するのがVC(ベンチャー・キャピタル)であるが、北米の多くのVCはすでに「アフター・コロナ」を見据えて動いているという。
すでにこうしたVCは2020年3月には現状を分析し、投資先のVB(ベンチャー企業)の財務戦略はもちろん、製品・サービスの見直しを話し合い、次の戦略を冷静に練っているという。しかも、1年以上の経営を持続する資金は確保している。
アフターコロナの市場を予想して、製品・サービスを強かに変えるところも多い。例えばモビリティでは事業内容を全く違うものに改めるところも出てきている。これは生き残り戦略でもあるが、コロナ危機をてこに事業拡大を加速させている事例もあるという。つまり、これまでは人言同士の接触を前提にしてきた業務を、オンラインに置き換える事例が増えてきたという。金融オートメーションやリアルタイム化などである。
目に見張るのが、コロナ禍に対して迅速に需要を読み、ビジネスモデルを変える点である。コロナ危機前では、中小企業に素早く融資ができるサービスを目指していたが、コロナ禍で多くの零細企業が窮地に立っているのを見て、サービスを急いで変え、米政府保証のついた銀行ローンのプラットフォームに改造し立ち上げた。結果、6週間で200の銀行をプラットフォームに接続し、2万人以上の困窮した事業者に融資できた。スタートアップがまさに時代を先導している。
翻って日本では、いまだにデジタル化に抵抗する勢力が強い。オンライン化する前に、そもそも情報がデジタル化できていない。データもバラバラで使い物にならない。いまだに手書きのファックスで送る時代錯誤がまかり通るようでは、将来の日本の未来は厳しい。日本でもスタートアップが時代を先行し、それを後押しするVCは投資を控えるべきではないのではないか。😷🦠💺💻🛠⚓️💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏🌏💡🔎🇯🇵🇺🇸
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