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2020.5.19  日経産業新聞の記事「新風シリコンバレー:今こそベンチャー投資を」から

今こそ小さな投資で大きな果実を得る可能性

 コラムの著者 伊佐山 元氏(WiL共同創業者兼CEO)は、新型コロナウイルス影響を受けているシリコンバレーのベンチャーの動きと投資環境についてふれている。

◯コロナ危機では露呈した社会課題に挑戦

 伊佐山氏によれば、米国シリコンバレーのベンチャー企業もコロナ危機の影響を大きくうけているという。米国政府の中小企業経営者や一般市民への救済も期待が大きかったが、資金の必要のない優良企業や私立大学で使い果たし、必要としている企業に資金が回らない大失態となった。

思うように減らない新型コロナウイルスの被害者数や失業のニュースを受け、社会全体が不安定になっているという。2ヶ月以上の「軟禁生活」でたまるストレスで、家庭内暴力や犯罪、自殺の増加など精神的な限界を見せてきている。さらに失業率の急増がこれに拍車をかけているという。

シリコンバレーのユニコーンである、エアービーアンドビーやウーバーなども大規模なリストラを断行した。明らかに新型コロナウイルスの感染拡大で世の中が変わってしまった。そのような中でデジタル・トランスフォーメーションは確実に進み、リモートワークやクラウドサービスが当たり前になった。引きこもりで、ECサイトは活況となり、学校は動画配信に変わり、食事も出前や配達サービスに、健康維持や娯楽までもオンラインサービスに移った。

コロナ危機でも、既存のヘルスケアシステムの限界やアナログな行政や企業の不備が明らかになったという。まさにベンチャーがこのような社会課題に大きな変革をもたらす好機でもある。多くの大手企業がVB投資を減らし、研究開発費も削減となろう。政府も既存企業への救済と雇用維持を優先するが、これらへの規模は大型だが、ベンチャー投資は、少額でもイノベーションを振興し、ユニコーン企業ともなれば雇用を生み出す。この時期はVB投資の好機だろうと伊佐山氏は語っている。😷🦠💺💻🛠⚓️💡🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇺🇸🇯🇵

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