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【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:新型コロナ研究、医学・工学連携を」から

2020.3.31  日経産業新聞の記事「TechnoSalon:新型コロナ研究、医学・工学連携を」から

お互いに周知されていない事実を総力で封じ込め

 コラムの著者 円山 重直氏(八戸工業高等専門学校長)は、両原子力発電所の状況の差異が損害の大きさを大きく変えたことについて触れている。

◯新型コロナウイルスのエアゾル現象

 円山氏によると、すでに1687年にイギリスのアイザック・ニュートンは「プリンキピア」の中で、流体中にある物体の運動が論述されているという。粒子が重力を受けて流体中を沈降する速度が示されているという。

今の新型コロナウイルスの感染症である飛沫を水滴と考えると、ニュートンの理論でその動きが分かるという。

実際は、風やせきなどで微細な水滴が拡散する現象だが、室温20°Cで相対湿度が50%の無風状態で考えてみると、直径0.1ミリメートルの水滴の寿命は15秒であるという。この大きさなら、床に付着する前に消滅する。0.05ミリメートルであると4秒で消滅する。問題は、感染者の飛沫は、小さいため、落下して消滅するまえに、空気中を漂うエアゾル現象である。これらは近似的な計算であるが、複雑な計算やレーザーなどによる精密な測定を行うと、その振る舞いが解明されよう。

このようなことは工学者には常識的であるが、ウイルスを扱う医学者にとっては周知されているとは言い難いという。逆に医学者で常識的なことも工学者には周知されていないこともあるという。

世界の総力をあげて新型コロナウイルスを封じ込めるために、工学者と医学者、さらに行政が学術領域を超えた協力体制を作るべきだと円山氏は提案している。共同チームは一体となって、感染メカニズムの解明と、感染拡大を防ぐ方策を見出すときであろう。🛠💉😷🏢🏠📖🎓⚡️🌏happy01🌏💡🔎🇯🇵

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