【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:消費者インサイト、USJに見る好例」から
2019/07/12
2019.7.5 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:消費者インサイト、USJに見る好例」から
当事者も知らないニーズを洞察しマーケティング
コラムの著者 西川 英彦氏(法政大学経営学部教授)は、ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)の事例をあげて、消費者の自らも気づかないニーズを洞察しマーケティングに生かしたことを語っている。
◯ターゲット顧客のインサイトを研究
西川教授は、消費者自身も気づいていないニーズを掘り起こし、それを狙ってのマーケティング戦略推進した事例であるUSJのイベントやキャンペーンについて述べている。
USJのクリスマスイベントとして、世界最高といわれるツリーやイルミネーション、ショーがあって恋人たちに人気を博している。2010年に、より多くの顧客にニーズを求め、ターゲット顧客を子どもをもつ家族に広げ、そのインサイトを研究した。
両親のインサイトとして、
- 自分の子どもはいつかサンタクロースを信じなくなるだろう
- だからこそ今できる最高のクリスマスで思い出を我が子に作ってあげたい
と設定した。このインサイトから、クリスマスツリーの前で父親が娘に笑顔を見せるCMが生まれ、母親目線で二人を描くことで視聴者自らが自分の家族を見るように工夫した。自分ごと化である。誰でも共感できるインサイトで、若い女性も動かし入場者数は増えたという。インサイトは単純に彫られたニーズではなく、本当のニーズは何であるかを社員が考え、クリエイティビティを発揮して作り上げるものだという。ターゲット顧客やニーズを再考するのも手であろう。🎄🏯🎓🏢📈💻🔎⚡️🌍🐭
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