【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ネット時代の『みんな』主義とは」から
2019/02/10
2019.2.6 日経産業新聞の記事「眼光紙背:ネット時代の『みんな』主義とは」から
ネット社会で変わる「みんな」の定義
コラムの著者は、博報堂生活総合研究所の調査結果を参考に「みんな」の意識調査とそれに対する社会的インパクトについて考察している。
◯大衆の時代から分衆の時代、個の時代を経てネットが舞台の「みんな」の時代へ
こどもが「みんな持っているから」と親に玩具をねだる常套句で「みんな」は時に2、3人の友達をさすだろう。大人にはかなりの少人数だが、世間が狭いこどもには十分な多数派となる。
では、大人が「みんな」といっているのは何人以上のイメージか?博報堂生活総合研究所の調査によると、
- 2008年の平均値;172人
- 2018年の平均値;85万人強
と桁が違うほどであるという。どうやら大人の世界では、所属組織や周囲ではなくネットに大勢の基準が移ったようである。これは社会的インパクトのレベルにもイメージの変化があるという。
例えばヒット商品は、爆発的なメガヒットと個人的なこだわり型に二分化しそうだが実際はそうではないという。同調査によると「ヒット商品とは売れ行き何位までか」の問いに対して;
- 2008年;7位まで
- 2018年;12位まで
となり、書籍なら1万部でヒットとされ、知らない言葉が流行語大賞になるという。
皆が同じものを欲しがった「大衆」の時代、隣との差をつけたい「分衆」の時代、私は私という「個」の時代を経て、いまはネット社会での「みんな」の時代になったという。正解のない分野ほど「みんな」の声を聞く傾向が目立つという。恣意的に都合の良い「みんな」を見つけ、使い分ける手際に危険性があるのではないかとコラムの著者は警告している。🔟💻📈💡🔎⚡️🌏📱
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