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2018.12.12 日経産業新聞の記事「トレンド語り:乳幼児のスマホ利用状況、将来のサービスの参考に」から

自らスマホ・タブレットをスワイプ、ピンチアウト

 コラムの著者 奥 律哉氏(電通総研フェロー)は、一般の調査データでは報告されにくい乳幼児のスマートフォン・タブレットについての利用状況について語っている。

○将来のニーズを支えるポストデジタルネイティブたち

 東京大学情報学環の橋元良明教授と電通メディアイノベーションラボの共同研究データでの調査資料から、奥氏は分析している。調査は2018年7から9月、母親に聞く形での全国ウェブ調査、およびグループインタビューしたものである。

まず、スマートフォンの接触率は、0歳児の結果は;

  • 子供専用、家族共用    23.0%

で、

  • 母親世代にスマホが95%と普及
  • スマホが忙しい母親の「子守」のツール
  • スマホが乳幼児の「玩具」

といった背景があるという。

つぎに乳幼児の習熟度をみると、スマホ・タブレットを利用する0歳児の約10%、3歳児の70%はスワイプ・ピンチアウトなどの画面操作ができる。動画を見ている時、画面をタッチして別の画面に飛ぶといった操作は同スコアで、スマホを親のところにもってきてロック解除を促すことも、1歳児では22.2%、2歳児では47.6%となる。

彼らは紙媒体やテレビ画面をもスマホのようにスワイプ・ピンチアウトしようとする。このような環境と習熟度を考えると今後のメディアサービスのあるべき姿を考える上で大いに参考になるという。👧👦🐱😻📷🏢💡⚡️💻🌏happy01

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