【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:要素還元論の限界、無限の可能性から予言は困難」から
2018/11/23
2018.11.20 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:要素還元論の限界、無限の可能性から予言は困難」から
要素から全体は見えるが、要素から全体は見えるか
コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、森羅万象のシステムの捉え方で要素還元論と全体論を対比し、その限界について述べている。
◯92種の元素の性質をしっても森羅万象を予言できない
和田教授によると、自然界、生物界、人間社会、つまり森羅万象は、システムとして階層構造を作るという。ここでいうシステムとは複数の要素が関係しあい全体の構造・機能を作り上げている集合体で、構成形成の容易さや機能発揮の効率向上のために階層構造となるという。
ここでの疑問として要素を見れば全体が見えてくるか、要素から全体が説明できるかという問いが出てくる。この問いを肯定するのが要素還元論で、否定するのが全体論にあたるという。前者は、全体の理解をその根源、つまり要素の構造・機能という元に戻って行う。これに全体論は否定的で、要素の性質が足し合わさっただけでの集まりだけでなく、独自の価値があるのだから要素還元できないとする。
要素還元論の限界は、多くの可能性は想像できるが無限に近い可能性の中でどれを実現するかを断定できない点にあるという。例えて言えば、92種の元素の性質をしっても森羅万象を予言できないことにある。🎄🔧🏢🏠🎓📖⚡️🌏
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