【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:メンタル状態をつかむ知恵」から
2018/10/14
2018.10.11 日経産業新聞の記事「眼光紙背:メンタル状態をつかむ知恵」から
採用と定着とは別の話
コラムの著者が取り上げているのは、中央省庁の障害者雇用水増し問題にふれ、省庁側に障害者に対する定着を促す体調を安定させる環境づくりに目を向けている。
○民間の人材サービスはすでにノウハウを手に入れている
そもそも水増しも問題ではあるが、障害者の雇用者数だけに注目するのも疑問があるという。人事院は今年度中に障害者の採用試験を実施することで、水増ししていた雇用者数を回復させ、法定雇用率の早期達成を目指すという。
だが問題は採用だけでなく、障害者が職場に定着できる環境づくりにあるという。
身体障害者の雇用は、企業や官庁で進んできており、雇用率を引き上げるには、精神障害のある人を積極的に受け入れる必要があるとされている。精神障害者の体調を安定させ、働き続けることができるには、知恵、ノウハウが必要である。この点で民間の人材サービス業の会社はすでにこの問題に取り組んでいる。データ入力や印刷などの業務を受け持つ社員には精神障害の人が多く、メンタル面の状況を管理者が把握する仕組みを独自に編み出している。
睡眠、服薬の状況、仕事へん主体性、他者の意見の受入れ度合いなどの17項目を網羅したチェックシートである。専門知識のない管理者も各項目を5段階評価できる仕組みとなっている。月1回の面談を通じてメンタル面のチェックを行い、可視化することで、あらかじめ不安定となることを防ぐことができたという。このような努力やノウハウ、知恵が企業ましてや官庁には不可欠である。📈📖🌕💡🔎⚡️🌏🏢
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