【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:市場の創造、普及した商品利用」から
2018/08/20
2018.8.10 日経産業新聞の記事「西川英彦の目:市場の創造、普及した商品利用」から
他社との連携で未知の良い「漁場」になる可能性も
コラムの著者 西川 英彦氏(法政大学経営学部教授)は、すでに普及した商品を利活用して、新市場を創るという、一見うまい話を、バンダイの玩具を事例に紹介している。
◯他社製品とのコラボが鍵
同社が3月に発売した「爆釣バーロッド」がその好事例だという。この玩具は、多くの子どもが持つニンテンドー3DS、ゲーム機のカメラ、液晶画面、ジャイロなどを利用して、これに取り付ける、同社が販売する釣竿のリールにケースをアタッチメントとして使い、体を激しく動かしても、持ちやすく、しかもソフトは無料ダウンロードにした。
これは、既存顧客へのアプローチ。さらに、一般商品に印刷されているバーコードを読み取ると、未知の生命体が手に入るとのシナリオで、他社製品のバーコードを読み込ませ、双方の商品が売れる仕掛けを作った。このようなコラボの連鎖が新しい市場を生み、同製品を軸としたエコシステムができる。これに、漫画のタイアップなどで読んだところで新しいバーコードをゲットできバージョンアップもできる。他社との連携で未知の「漁場」を得た。🎣☕️📈💻🔎⚡️🌍
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