【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:日本のお家芸に迫る危機」から
2018/08/22
2018.8.16 日経産業新聞の記事「眼光紙背:日本のお家芸に迫る危機」から
紙を扱う装置に暗雲
コラムの著者によれば、複写機、プリンタ、現金自動預け払い機(ATM)など紙を装置内で高速、正確、精密、確実に動かすメカニズムをもつ製造業は日本のお家芸であるが、ペーパーレス化以上に厳しい変化が起こっているという。
○新興国にも広がる電子決済社会
キヤノン、リコー、富士ゼロックス、コニカミノルタといえば複写機であり、キヤノン、エプソン、ブラザーなどであればプリンタメーカー大手ということになる。さらに、日立オムロンターミナルソリューションズ、富士通フロンテック、OKIといえば現金自動預け払い機(ATM)のメーカーとなる。いずれも、世界的なメーカーで日本のお家芸とも言える紙を扱う装置を製造している。紙を高速、正確、精密、確実に動かす技術である。
コピー用紙であれ、紙幣であれ、はがきであれ、紙の現物を移送するというリアルタイムの世界は日本のお家芸であろう。しかし、残念なことにこれらの業界のニーズは、ペーパーレス化とデジタル化によって厳しい状況にある。企業でペーパーレス化はすでに進んでいるが、拍車をかけるのが、キャッシュレス化である。取引の文書がなくなり、電子決済で行われるところまで中国や北欧では進んでいる。中でも厳しいのはATMで、これまで大きく期待が膨らんだ途上国での需要が、一気に電子決済で消える可能性がある。国内の金融機関でもATMの削減に動いている。💰📖🏢🕛📈🌕💡🔎⚡️🌎
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