【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「眼光紙背:コペルニクス的転回の本質」から
2018/07/28
2018.7.25 日経産業新聞の記事「眼光紙背:コペルニクス的転回の本質」から
なぜ前時代の象徴アリストテレス主義者と呼ばれるのか
コラムの著者は、日本の成長戦略の要としてイノベーションの重要性が説かれてはいるが、結果に恵まれない背景について、イノベーションの先駆者であるコペルニクスに焦点を当てている。
○基礎があってこそのイノベーション
近代科学の誕生は、イノベーターの一人であるコペルニクスらが切り開いてきた。地動説は当時の常識を打ち破る革新的な業績で、これを称して「コペルニクス的転回」という。彼は科学史の研究者から「最後の偉大なアリストテレス主義者」ともいわれるという。前の時代の偉人、アリストテレスが出てくるのはなぜか。
古代ギリシャの哲学者だったアリストテレスは、近代以前の天文学や物理学に大きな影響を与えた。当時は天動説で、地球の周りに惑星が円軌道を描き、複雑な運動の予測をした。その複雑さを見直したのが、地球のかわりに太陽に置き換え、単純な円軌道で説明したのがコペルニクスの地動説である。円運動という基本原理に立ち返えり、突き詰めることで世界観を転換するイノベーションとなった。
最近の日本でのイノベーションが振るわないのは、その基本である基礎研究を軽視しているからではないかと、コラムの著者は疑問を投げかけている。☀️🌛📖📰✒️🏢🌕💡🔎⚡️🌏
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