【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:農学では『害虫』でも...技術のヒントも無数に」から
2018/02/08
2018.2.2 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:農学では『害虫』でも...技術のヒントも無数に」から
悠久の進化の過程で身につけた完成度の高い能力や機構の持ち主
コラムの著者 窪田 新之助氏(農業ジャーナリスト)は極端に言えば現代の農学の世界では虫は害虫として取り扱ってきたが、負のイメージだけではなくその能力や機構に学ぶところも多いと語る。
◯ハニカム構造や刺しても痛くない注射針のヒントに
窪田氏は、農業ジャーナリストとして確かに農学では虫は田畑の野菜や果物を絶滅させるほどの力を持つ害虫は問題としては大きいという。だが、一方で、負のイメージだけでなく、身体的な構造や機能性をモノづくりに生かす「インセクト・テクノロジー(昆虫技術)」の概念を真正面から研究する方もいるという。その研究者の一人が東京農業大学農学部の長島孝行教授だという。
新幹線の軽量でかる頑丈な構造は、蜂の巣構造(ハニカム構造)とよばれ、最も少ない材料で広い面積を取れるのは、正六角形で、構造的にも衝撃を分散出来るという優れものだという。
刺しても痛さを感じない注射針もある。これも、蚊の針にヒントを得たもので、先端が痛みをもたらさない凸凹構造になっていると言う。これ以外の事例は多くあり、約4億年前から地球に生息するようになった昆虫の種類は多く、数百万とも数千万とも言われている。悠久の進化で得た完成された高い能力や身体構造に目を向けるのもイノベーションの促進につながるかもしれない。🐞🐜🎓⚡️🌍
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