【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:消費の動向、AIの示唆を参照」から
2018/01/04
2017.12.22 日経産業新聞の記事「関沢英彦の目:消費の動向、AIの示唆を参照」から
平成元年と29年のヒット商品の比較
コラムの著者 関沢 英彦(発想コンサルタント)は、これまでのヒット商品の動向から消費者の購買傾向について比較考察している。
○昔、「十人十色」、今、「一人十色」
関沢氏によれば、平成29年のヒット商品は、自宅で利便性を高めるものが多かったという。ネット通販で生鮮食品を扱うことも広がり、音声操作ができるAIスピーカーも話題を呼び、シワ取り化粧品や快適な睡眠をもたらす商品も売れたという。安全運転支援システムを標準搭載した軽自動車、インターネットテレビもヒットした。
ここで、関沢氏は平成元年との比較を行っている;
- 平成元年のヒット商品
- イタリア衣料
- 超高級国産車
- 客船クルーズ
- 平成29年のヒット商品
- ネット通販
- AIスピーカー
- シワ取り化粧品
といった比較である。平成元年はバブル経済のころで、「憧れのライフスタイル」を追求、平成29年は「手近なライフインフラ」であることがわかる。平成元年当時は、十人十色の時代といった分衆、今は一人十色で情報量の取り扱いも多く、だれもが事情に通じている。各情報に反応する受容体(レセプター)を持っているが、それぞれの「個」の欲求に従う。生活インフラとしてのインターネットが多数の個別対応を可能にした。
同時に多様な受容体をもっているので、ピンとくれば瞬間的なマス現象も発生する。安室奈美恵の引退発表や高校のダンス部のバブル期のファッションなど瞬間大衆となった。
関沢氏は今後、十人一AIになるのではないかと推測している。だれもがビッグデータなどの人工知能の「示唆」を参考する十いうわけだ。💴📊🎁💻
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