【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:独軍人の組織論、能力と勤勉さで分類」から
2017/12/15
2017.12.12 日経産業新聞の記事「TechnoSalon:独軍人の組織論、能力と勤勉さで分類」から
処刑するしかない4分類の1つ
コラムの著者 和田 昭允氏(東京大学名誉教授)は、軍隊での教訓を現代の組織におけるリーダシップ論と捉えると新たな教訓が生まれてくると述べている。
◯意外な結論
第1次世界大戦後の敗戦国ドイツでの軍最高の実力者であったハンス・フォン・ゼークトは参謀総長や陸軍総司令官を務めた。彼はドイツ 軍再建の立役者として知られているという。
特に組織について通暁したゼークトによるものとされる組織論があると、和田教授は語る。構成メンバーの性格と地位との適合・不適合につい て言及したものである。
軍隊が対象であるが、現代社会に置き換えると、指揮官がリーダー、参謀をプランナーなどと読み替えると今日の組織にぴたりと当てはまると いう。
彼の組織論では、軍人を4分類した。
・有能であるが怠け者;このタイプは前線指揮官に向いているという。
⇒①怠け者であるがゆえに部下の力を遺憾なく発揮させるように努力する。②どうすれば部隊が、つまり自分が、楽に勝利できるかばかりを考 えている。
・有能な働き者;参謀向きだという。
⇒自分で考え、また自分で実行しようとするので、部下を率いるよりは参謀として司令官を補佐する方がよい。
・無能な怠け者;総司令官、または連絡将校にむいているという。
⇒自分で考えていこうとしないので、参謀の進言や上官の命令通りに行動する
・無能な働き者;これは処刑するしかないとゼークトは示唆する。
⇒働き者ではあるが、無能であるため間違いに気づかず、進んでいろいろなことを実行しようとして、反って間違いを引き起こす。
さて、この4分類はあなたの会社の組織ではどうであろうか?🇩🇪🏢💹⚡️🌎
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