【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「横山斉理の目:店舗の役割、体験重視の必要も」から
2017/12/20
2017.12.16 日経産業新聞の記事「横山斉理の目:店舗の役割、体験重視の必要も」から
そもそも顧客はなぜ店舗に来るのか
コラムの著者 横山 斉理氏(法政大学経営学部教授)は、前回に引き続き、店舗の役割について考察している。
○効率一辺倒のECにはない娯楽性など体験を重視するのもこれからの戦略か?
前回に引き続き、コンビニから一般スーパーマーケットなど店舗の役割について考えてみる。
日常的な買い物をする際に、整然とした店舗だと気持ち良く買い物ができる。店に入ると季節感のある野菜や果物に迎えられ、鮮魚や精肉コーナーなどを巡りながら何を買うかを考える。実によく考えられたレイアウトで、商品も選びやすく、探しやすい。多くのスーパーマーケットで採られている方式だ。
一方、ネットスーパーや買い物代行、宅配ロッカーなどの利用で、店舗に行かなくても買い物ができ、従来、足を運んで自ら商品を選び、決済して帰るという形態が変わりつつあるのも事実である。
このような中で店舗の役割な何であろうか?確かに生活に必要なものを買いに来ているが、買い物に求める価値は、人によっても、タイミングや目的によっても異なるものである。できるだけ効率良く買い物をしたい人もいれば、ゆっくりと商品を吟味し納得の上で買い物をしたいといったニーズもあろう。
ただ、買い物を生活の中でのルーティンと捉えていないニーズもあり、新製品の発売や季節感ある品揃え、特売やタイムセールなど店舗からの販促提案を楽しむ、一種の娯楽と捉える人もいる。これからの店舗のマーケティング戦略のヒントがこの辺りにありそうだ。🍭💴🏪💡⚡️🌍
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