【ヒット商品】ネタ出しの会 日経産業新聞の記事「横山斉理の目:コンビニの商品、消費者の認知得やすい」から
2017/11/06
2017.11.2 日経産業新聞の記事「横山斉理の目:コンビニの商品、消費者の認知得やすい」から
消費者、コンビニ、社会的な理由で商品のプロモーションとして有用
コラムの著者 横山 斉理氏(法政大学経営学部教授)は、コンビニに商品を置く効果について、メーカー、コンビニ、消費者の視点でみている。
○「コンビニに置かれている=信頼に価する」という図式
前回に引き続き、小売業、特にコンビニの位置付けについて横山教授は分析している。
コンビニの場合、店舗の増加数は販売力の拡大を意味する。メーカーの立場であれば、販売力以外にプロモーション効果が無視できないという。
コンビニは便利な店というのがコンセプトで、急に必要になるようなカテゴリーの商材を約2千から3千アイテムを「長時間営業」「最寄り立地」でほとんどが定価販売するびじねすである。メーカーからすれば、厳選された品揃えの中に自社ブランド(ナショナルブランド)の商品を送ることができれば、その店舗数や販売力から大きな売上を期待できる。つまり、メーカーにとって有効なプロモーションの一環である。
その背景には、以下の3つの視点の理由があると横山教授はみている;
- 消費者側の理由:おおくのコンビニでの購入経験から、どこに何がどのくらいあるかを理解している場合が多い。その中に自社ブランドがあれば有効なプロモーションとなる。
- コンビニ側の理由:プライベートブランドが最近増え、かえってナショナルブランドを置くスペースが減り、希少スペースにおくナショナルブランドの存在感がたかまる。
- 外部の社会的な理由:SNSの普及で誰でもいつでも情報を取得、発信できるようになった。この状態は消費者には有利だが、「コンビニに置かれている=信頼に価する」という図式が消費者の中にできることはメーカーにとってはメリットとなる。
コンビニの棚の競争は今後ますます厳しくなるだろう。🍭💴🏪💡⚡️🌍
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